暗号資産の未来(その3)

暗号資産の未来に関して、私は比較的楽観的に考えていることはお判りいただけると思いますが、これからも暗号資産市場は拡大していくものと考えています。

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暗号資産の未来(その3)

暗号資産の未来(その3)

2024年も1か月が経とうとしていますが、暗号資産の未来について考えてみたいと思います。今回はその3回目です。

暗号資産の未来に関して、私は比較的楽観的に考えていることはここまでの文章でお判りいただけると思いますが、規制などの動きに対する警戒感はあるものの、暗号資産を禁止するといった規制が出来るとは思えませんし、これからも暗号資産市場は拡大していくものと考えています。

資産としての地位がどの程度高まるのか、という点に関しては予想が難しいところですが、昨日のビットコイン100万ドルなどといった見方には現状では賛成できませんが、2~30万ドルといった水準であれば十分可能だと思っています。もちろん、現状4万ドル弱のダウが100万ドルまで上昇などということになれば、ビットコインが100万ドルを超えて上昇ということも考えられるでしょう。相場は相対的なものであるため、通貨の価値が下落すればビットコインの価値が上昇するということもあるでしょう。ただ、そういった動きはすぐに起こるものでもなく、現状においては想定する必要はないと考えています。100年先ならまだしも、200年先、300年先のことを考えるのは不確定要素が多すぎて現実的とはいえないでしょう。

今回の『暗号資産の未来』の中で暗号資産は『通貨』ではなく『資産』として既に意識されており、今後さらにその動きは強まっていくと書きました。ビットコインを法定通貨化したエルサルバドルはそのままビットコインを法定通貨として存続させるかもしれませんが、大統領が変わればどうなるかは定かではありません。投機的な資産を法定通貨にすることのデメリットが顕在化した時の政権が修正することも考えられるところです。

ただ、CBDCに関しては今後導入する国が増えるのではないかとみています。これが既存の暗号資産の『通貨』としての側面を引き継ぐことになるのではないでしょうか。これがどういった制度設計となるかが問題となりそうですが、CBDC導入の流れは止まらないのではないかとみています。中央集権的な暗号資産となりそうなCBDCに対する批判は恐らく強まるでしょうし、それに対抗する形で新たな暗号資産が出現する可能性はありそうですが、やはり国が保証する通貨としてのCBDCは信頼度は高いでしょうし、そのメリットも大きいと思われます。

現状においては米国などはCBDCに関しては反対の立場を取っています。しかし、世界的に導入が進みそうということになれば、米国もその流れに乗らないということはないでしょう。当初考えられていた暗号資産とは違った形になってしまいますが、仮想通貨として普及していくことになるのではないでしょうか。

ビットコインはデジタルゴールドと呼ばれることもありますが、私は一般的に言われているのとは違った意味で金と似たところがあるのではないかと考えています。それは金の歴史的な動きです。金は実際に通貨として用いられることもありました。金貨などはその例ですし、現在でも全く用いられていないということはありません。しかし、現在では紙幣が一般的ですし、金は資産的な価値はあるものの通貨としては基本的には用いることはありません。ビットコインも一時通貨と同じように使われたものの、今後は基本的には通貨としては使われなくなるのではないか、と考えています。それでも金の価値がなくならないように、ビットコインも価値が無くなるということはないのではないでしょうか。価格の上げ下げはあるものの、『資産』として利用されるのではないかと考えています。

そういった意味で私は今後もビットコインやその他の暗号資産に関しては期待していますし、また新たな技術によってその有用性は高まっていくのではないかと考えています。これまで権利の保護がされにくいものであったデジタルアートがNFTによって権利の保護がなされるようになりました。ビットコインオーディナルズのようにそれによって新たな問題が発生していることも事実ですが、それは解決できる問題だと思っています。暗号資産の未来はそれなりに明るいですし、投資先としても十分に考慮に値すると考えています。投機的な側面も強いので、大きな資金を投入となるとリスクも大きくなりますが、選択肢の一つとして、今後も注目されるべき資産ではないでしょうか。

さて、2018年にスタートした『暗号資産羅針盤』ですが、私の担当は今回で終了となります。私が執筆をスタートした時のビットコインの価格は6373ドルだったようです。それから5年超の長い間で色々なことがありました。暗号資産市場に逆風が吹き荒れることもありましたが、一歩一歩着実に歩みを進めた結果が今の姿となっています。今後も問題が起こると思いますが、暗号資産は今後も進化を続けることと思いますし、私個人としても注目していきたいと思っています。

最後になりますが、これまでの皆様のご愛読に深く感謝申し上げ、最後の挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。

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