欧州議会による仮想通貨に対する評価
この24時間の仮想通貨市場は下落となっています。10時時点で対円でビットコインは2.8%、イーサリアムは4.8%、リップルは3.8%、ビットコインキャッシュは5.4%の下落になっています。
中期的なレジスタンスを超えられなかったことで短期的には下落トレンドになっています。
しかし悪いニュースばかりだけではありません。
近頃欧州議会が発表した報告書(Virtual currencies and central banks Monetary policy:challenges ahead)によると欧州議会の議員たちは仮想通貨に関しては静観し、仮想通貨に肯定的な意見も多数発表されました。
仮想通貨の評価に関しては、技術的優位性のために比較的安全で透明性があると評価しています。
このように仮想通貨の発展の可能性を指摘していますが、世界の主要通貨が存在する地域で法定通貨や中央銀行の地位を奪う可能性は低いと述べています。
仮想通貨に関しては未だに賛否が交錯しており、報告書でも学者などの批判に対する具体的な引用を紹介しています。しかし報告書は市場の拡大による取引需要の拡大の動きを評価しており、この流れがしばらくは続くと仮想通貨に対して冷静で好意的な評価を与えているように思えます。
BTC/JPYは中期的な重要なレジスタンスである75~76万円付近のレジスタンスの上抜けをいったん失敗しました。
70.7万円付近まで下落し71万円付近で推移しています。短期的には日足のボリンジャー・バンドの20日線の70.6万円付近、上昇後の安値69.4万円付近がサポートレベルになっています。
このレベルが維持できればしばらく70~75万のレンジですが、ここを抜けてしまうと68.3万円付近、上昇前の65万円付近への下落と見ています。
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