仮想通貨マイニングの損益分岐点(11/7)

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインが小幅に上昇する一方でアルトコインが急騰しています。

関連通貨:

仮想通貨マイニングの損益分岐点(11/7)

主要仮想通貨価格(日本時間6時)

ビットコイン:6476.4ドル(+0.35%)
イーサリアム:216.74ドル(+3.88%)
リップル:0.53699ドル(+8.88%)
ビットコインキャッシュ:607.62ドル(+7.62%)

【概況】

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインが小幅に上昇する一方でアルトコインが急騰しています。ハードフォークに対する思惑からビットコインキャッシュが上昇していることはお話ししましたが、リップルも上値を拡大しています。市場全体に楽観的なムードが漂う状況であり、買いが買いを呼ぶ展開となっています。

その一方で気になるニュースもあります。それは台湾本拠の世界最大の半導体受託製造会社「TSMC」が仮想通貨マイニング用の半導体の売り上げ落ち込みを指摘しています。これは仮想通貨の急落に伴いマイナーの利益率が大幅に落ち込んでいることが要因とみられています。そもそもマイニングのための機械は高額であり、さらに電気代がコストとしてのしかかります。そのため、仮想通貨の価格がある一定以上とならないと赤字となってしまいます。

仮想通貨の損益分岐点はマイナーの機械によって異なります。それは消費電力に依存します。最近のもので損益分岐点が4000ドルを切る機械も出てきているようですが、平均すると6000ドル前後の水準が損益分岐点とみられています。つまり、現状は依然としてかなり危ない水準にあるということができるでしょう。現状では仮想通貨マイニング用の半導体の売り上げの回復はすぐには見込めないといった見方も根強く、先行きに対する警戒感は依然として残っているといった局面にあるようです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは持ち直しの動きが継続し、ボリンジャーバンド日足の中心線まで押し戻しました。しかし、そこで抑えられて上値の重さが意識される展開となっています。ただ、下値も堅くバンドの中心線を意識しての動きが継続しています。ここからバンドの中心線を突破してバンドの+2σまで上昇することができるか、抑えられてバンドの-2σまで下落してしまうのか、注目が集まります。価格としては中心線が6490ドル前後、-2σが6320ドル前後、+2σが6650ドル前後となっており、この価格が節目となりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの中心線まで押し戻し、中心線を意識しての動きです。ここからバンドの中心線をブレイクして+2σを目指して上昇するのか、中心線で抑えられて-2σまで下落するのかに注目です。目先はバンドの中心線で抑えられており、先行きに対する警戒感は強まります。バンド幅が縮小傾向を強めており、市場にはエネルギーが蓄積されてきている点は頭に入れておいたほうが良いでしょう。目先は方向感が見えにくいものの、動き出したら大きなものとなる可能性が高まっています。

また、ストキャスティクスを見ると、%K、%Dがゴールデンクロスからの上昇となっています。%Kが一時的に下落する場面もありますが、目先は再度持ち直しています。%Dは上昇基調を維持しており、依然として買い意欲は根強い流れです。しかもまだ上値余地を残していることを考えると、バンドの中心線を抜けて+2σを目指す可能性は十分にあるでしょう。

ビットコイン4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σまで一気に上昇し、そののち調整の動きが入ったもののバンドの中心線まで戻すことなく持ち直す展開です。下値の堅さが意識されており、バンドの+2σを再度目指す流れとなりそうです。ただ、バンドの+2σは上昇基調からじり安基調へと転じており、徐々に上値は重くなりそうです。直近の高値が上値抵抗帯として意識されるのではないかとみています。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが緩やかに下落する動きを見せています。デットクロスが意識され売り圧力が強まる展開を意識しておいたほうが良さそうです。まだ%Dの下落の勢いは弱いものの、下落の流れが継続した場合は中長期的に見ても上値を抑えられそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

9000ドル:心理的な節目
8500ドル:5月中旬の水準
8000ドル:5月中旬の安値水準・心理的な節目
7780ドル:6月3日の高値水準
7000ドル:心理的な節目
6800ドル:9月22日前後に意識された水準
6650ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
6490ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

6480ドル:現在値

6320ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
6200ドル:6月13日・7月13日の安値水準
6080ドル:7月12日の安値水準
6000ドル:直近の安値水準・心理的な節目
5760ドル:年初来安値

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