仮想通貨価格の下落がもたらすもの(18/11/30)

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインがしっかりとした動きを見せた一方、リップルなどは下落しており、全体的には調整売りが意識される流れとなりました。

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仮想通貨価格の下落がもたらすもの(18/11/30)

仮想通貨価格の下落がもたらすもの

主要仮想通貨価格(日本時間6時

ビットコイン:4296.7ドル(+0.76%)
イーサリアム:118.27ドル(-2.14%)
リップル:0.37829ドル(-4.54%)
ビットコインキャッシュ:181.50ドル(-6.68%)

【概況】

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインがしっかりとした動きを見せた一方、リップルなどは下落しており、全体的には調整売りが意識される流れとなりました。とはいえ、安値から急激に戻してきており、先行きに対する期待感が醸成されています。NASDAQのビットコイン先物開始を検討といったニュースなど、ポジティブな材料もないわけではありません。こうした状況の中で買い戻しが強まっています。

さて、11/27に『価格の急落とマイニング』と題して仮想通貨の急落による報酬の減少がマイナーを廃業へと追いやっている件についてお話ししました。そして最後にマイナーの廃業が半導体メーカーにとっても顧客を失うこととなり得るため、見逃せない局面となっているといった話をしました。今回はそれに関連する話を2つしたいと思います。

一つは仮想通貨市場の低迷により、著名仮想通貨SNS企業のSteemitが社員の70%をリストラといった話です。価格の低迷によりマイナーが打撃を受けている局面ですが、Steemitのようなその周辺で業務を行う企業にも多大な影響が出ている状況となっています。これらの動きが加速した場合、仮想通貨市場全体の低迷をもたらしかねない局面ということができるでしょう。

もう一つは個人的により懸念しているのですが、マイナーが倒産した場合の電気代に関してです。これは不良債権として電力会社の回収が困難となる可能性が指摘されています。マイニングは大規模に行われており、電力消費量の多さが問題視されてきましたが、これが不良債権として電力会社にのしかかるようなことになれば、社会インフラ上の問題となり得ます。政府としても何らかの対応に迫られることになりかねず、マイニングに対する規制なども厳しくなる可能性はあるでしょう。現段階ではそういったことは表面化していませんが、頭の片隅には入れておいたほうが良いかもしれません。

【ビットコイン節目】

ビットコインは4000ドルを回復し、持ち直し基調です。直近の心理的な節目として4000ドルが下値のめどとして意識されることになりそうです。一方、上値のめどとしては5000ドル前後が意識されるのではないかとみています。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの-2σから持ち直しており、このままバンドの中心線まで上昇することができるかどうかに注目が集まります。ただ、目先は-1σで抑えられており、ここを抜けることができるかどうかがポイントとなりそうです。個人的にはバンドの中心線までは上昇する可能性が十分にあるとみています。ただ、バンドの±2σが下落している状況で、トレンドそのものは依然として下向きです。バンドの中心線まで持ち直すものの、そこでは戻り売りに抑えられるのではないかとみています。

また、ストキャスティクスを見ると、%K、%Dが上昇基調となっています。ゴールデンクロスが意識されており、さらに上昇する可能性が高まっています。ただ、%Kが横ばいへと変化しており、これのここからの方向感には注意を払う必要がありそうです。

ビットコイン4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを意識しての動きから調整が入り、+1σの水準で推移しています。目先は調整が入りやすく、バンドの中心線まで下落する可能性が高まっています。ただ、バンドの±2σが上昇している局面であり、トレンドそのものは上向きです。下げてきたところでは押し目買いといった流れとなるのではないでしょうか。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは天井打ちから下落し、デットクロスが意識されています。%Kは目先持ち直しているように見えるところですが、%Dは下落基調を維持しており、流れとしては依然として下向きと思われます。しばらくは売り圧力が意識されやすい状況といえそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

6950ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
7000ドル:心理的な節目
6800ドル:9月22日前後に意識された水準
6200ドル:6月13日・7月13日の安値水準
6080ドル:7月12日の安値水準
6000ドル:心理的な節目
5090ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
5000ドル:去年の8月末に意識された水準、心理的な節目

4050ドル:現在値

4000ドル:心理的な節目
3500ドル:心理的な節目
3220ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準

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