仮想通貨週刊レポート BTCは短期的には底打ち感(11月第5週)

今週もBTCは続落しています。11月だけで高値が6600ドル台、そして今週の安値が3600ドル台と3000ドル近い暴落ぶり、率にして45%ほどとなります。

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仮想通貨週刊レポート BTCは短期的には底打ち感(11月第5週)

今週の仮想通貨レンジ

時価総額が大きい3つの仮想通貨の週間レンジを示しています。
始値は日曜東京午前9時、高値・安値は始値~金曜正午までのレンジのため、それ以降日曜午前9時までのレンジは含まれていません。
なお、各レートとも特定業者のレートは示さず対ドルでの気配値となっていることにご留意ください。

今週の仮想通貨レンジ

Crypto Index(仮想通貨インデックス)の詳細は、サイトTOP右側メニュー「仮想通貨分析情報」から「仮想通貨インデックス」をクリックしてご覧ください。算出の基準日は2017年9月1日です。また「到達確率チャート」も併せてご利用いただけます。

今週の仮想通貨レンジ 2枚目の画像

チャート(上段から上記表の順番)は、到達確率チャートと同じ1時間足・週7日のチャートです。週間レンジに含まれていない金曜午後~日曜午前9時の間も表示されています。

今週の振り返りと来週の見通し

今週もドル建てビットコイン(BTC/USD)について、前回執筆時点以降の値動きを振り返りつつ、今後の見通しについて純粋にテクニカルな観点から分析を加えます。

この日足チャートは、ローソク足の足型をそのままに陰陽の着色のみを平均足と同様とすることで、短期的な方向性(白=上昇、黒=下降)を見やすくした独自チャートとなっています。また、一目均衡表を併せて表示することで上下のチャートポイントもわかりやすく示しました。

*中長期の動きと今週の振り返り(日足)

*中長期の動きと今週の振り返り(日足)

今週もBTCは続落しています。11月だけで高値が6600ドル台、そして今週の安値が3600ドル台と3000ドル近い暴落ぶり、率にして45%ほどとなります。大台も6000から3000まで4つも見ていますので、「短期的」にはでありますが、底打ち感も出始めているかと思います。
今回の暴落の主犯はBCHの身勝手なハードフォークによって仮想通貨に対する信頼感が失われた面が大きいと思いますが、こうなってくると米国の教授ではありませんが、アセットクラスとしてどうなのかと考える向きも増えてくるかもしれません。

今週も大荒れなので、週足チャートで見てみましょう。

*長期的な見通し(週足)

*長期的な見通し(週足)

テクニカルには青いラインで示した下降ウェッジを下抜けたことによる下げとなっています。ピンクの水平線は6000、5000、4000、3000ドルの各大台ですが、先週以降の激しい動きを見ているとテクニカルでどうのというよりは大台を考慮した方がよいかもしれないと思わせる動きです。
しかし、昨年末の急騰やその後の急落の動きから考えれば、起こりうる値動きともいえ、引き続き最大の警戒感でもってマーケットに臨むこととなります。

まず、今後の大台として戻しは5000ドルが意識される水準ですが、ウェッジの下側のラインが緩やかに下がってきています。抜けたサポートはレジスタンスという考え方で行くならば、着実に5000ドルの大台に向けて下げてきますので、中長期的な反転上昇を考える場合でも5000ドルは重要なレジスタンスとして意識されます。現状ではまだ5000と6000の間に位置していますから5500ドル水準が戻りの限界点となるのか超えるのかで今後の方向性を考えることとなるでしょう。

大きく動いた後で、引き続きブレやすい地合いにありますので、4000ドルをサポートに、5500ドルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

今週の主なトピックス

今週の仮想通貨関連のニュースの中から、筆者が気になった内容をコメントともに「主なトピックス」として取り上げていきます。今週も個人的に気になったニュースを2本、ひとつは市場関係、もうひとつは海外からのニュースです。

24日(土)
*ニュース
「NY市場でBTCが4000ドル割れ」

*筆者コメント
仮想通貨は週末にも取引が行われているとはいえ、土曜NY市場引け間際(日本時間で日曜早朝)ではさすがに取引参加者も少ないのでしょう、4300ドル台から一気に崩れ3800ドル台へと急落、日曜の欧州市場で3600ドル台の安値をつけました。
テクニカルには完全に弱気相場入りし一段安のリスクは先週にも触れましたが、想定以上の速度での下落となりました。4000ドルを割り込む水準ではマイニングのコスト割れと見る向きが多いのですが、儲けの出ないビジネスを継続することもありませんので、マイナー(マイニングをしている会社)の多くはビットコイン相場が回復する思惑で動いているのでしょう。しかし、今後も低空飛行が続けば撤退する業者が増え、マイニング機器が売れず、半導体メーカーも売り上げが減りと、ネガティブな回転へと動くこととなりますので、増えつつあるマイナーの撤退動向には引き続き注視が必要そうです。

28日(水)
*ニュース
「NASDAQ、来年第1四半期にBTC先物を提供予定」

*筆者コメント
米国の取引所としてはCBOE(シカゴオプション取引所)、CME(シカゴマーカンタイル取引所)に続いて、3番目のビットコイン先物に参入する取引所としてNASDAQが声を上げました。
同取引所はこれまでも参入検討といった話が出てきましたが、いよいよ参入決定ということになるようです。新規商品の上場にはコストもかかりますので、取引所として旨味があるとの思惑がありますが、市場参加者は好材料と言って実際に上昇してはいるものの、先物ですから取引所としては上がっても下がっても取引量が増えれば良いということになります。あまり、好材料とはやし立てるのもどうかと思います。

今週のコラム「XLMがBCH(-ABC)とほぼ同規模」

BCHがBCH-ABCとBCH-SVに分裂後、BCH-ABCがこれまでのBCHを襲名という動きですが、仮想通貨相場全体に与えた悪影響とともに、第4位の座は危うい感じとなっています。

仮想通貨羅針盤の時価総額ランキングをご覧ください。

今週のコラム「XLMがBCH(-ABC)とほぼ同規模」

4位は襲名後のBCHですが、5位のXLM(ステラ)と比べると、3.22に対して3.21と誤差の範囲内です。ステラはリップルをベースに開発されたアルトコインでリップル同様に決済、特に個人決済に強いというイメージです。

今後は、ステラが第4位につける可能性が強そうなので、今回はステラのチャートを見てみましょう。日足チャートです。

今週のコラム「XLMがBCH(-ABC)とほぼ同規模」 2枚目の画像

こうして見ると、リップルと同じような動きをしていることがわかります。仮想通貨インデックスに採用することは考えていませんが、時々追いかけてもよい仮想通貨です。

ディスクレーマー

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