COINGEEK社の買収(18/12/3)

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。

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COINGEEK社の買収(18/12/3)

COINGEEK社の買収

主要仮想通貨価格(日本時間6時)

ビットコイン:4221.7ドル(-2.54%)
イーサリアム:117.79ドル(-2.14%)
リップル:0.37208ドル(-1.71%)
ビットコインキャッシュ:179.18ドル(-2.42%)

【概況】

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインが下落しての推移となっています。アルトコインも全般的に下落しており、市場には警戒感が意識されています。G20で仮想通貨のマネーロンダリング規制強化の方針を打ち出し、2019年中に検討を進めて20年までに最終報告をまとめる、といった方向性が示されたことが意識されている状況です。規制の強化は仮想通貨の信頼度を高める可能性もありますが、自由な取引を阻害する一面もあります。結論が出るまでは判断しにくいところではありますが、警戒はしておいたほうが良さそうです。

さて、ビットコインキャッシュのHFの際に何度か名前の出ていたカルヴィン・エアー氏が率いるCOINGEEK社ですが、カナダのマイニング企業のSquire Mining社に買収されるといったニュースが入ってきています。Squire Mining社はカナダ証券取引所にも上場しており、買収額は6030万カナダドルとなったようです。この発表を受けてSquire Mining社の株価は30%近い上げ幅を見せるなど、市場には期待感が強まっています。

そもそもSquire Mining社のASICチップ製品(ビットコインのマイニング用に作成された集積回路)の広告・販売する権利をCOINGEEK社に付与したこともあり、両社は比較的良好な関係にあることを考えると、今回の統合のメリットは大きいのではないかとみられています。特にSquire Mining社はCOINGEEK社のブランドを手に入れることとなり、Squire Mining社のTaras Kulyk CEOも株主価値を大きく高めると期待していると述べています。

ただ、ビットコインキャッシュのHF後の混乱がなかなか終息しない中での買収劇であり、少し懸念を覚えるところでもあります。ハッシュウォーでビットコインキャッシュABCとビットコインキャッシュSVの両陣営が赤字を出しているといった話や、先日お話ししたように仮想通貨市場の急落によりマイニング事業から撤退する業者も現れている状況であり、今回の買収の目的が実際にはどこにあったのかは注目しておいたほうが良いでしょう。特にカルヴィン・エアー氏は早い段階でハッシュウォーの終結に向けて動いていたことから、資金的な問題があったのではないかとも考えられるところです。今回のビットコインキャッシュのHFが直接的な原因だったのかは定かではありませんが、その影響は思った以上に大きかったのかもしれません。

【ビットコイン節目】

ビットコインは4000ドルを回復し、持ち直し基調です。ただ、上値の重さも意識されており、先行きに対する楽観的な見方は強まってはいない状況です。そうした中で節目となりそうなのは下値は4000ドル、上値は5000ドルの心理的な水準が意識されそうです。ただ、日足のボリンジャーバンドの中心線が4750ドル前後の水準まで下落してきており、まずはそこが意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの-2σから持ち直し基調です。ただ、上値の重さが意識されており、買いの勢いは強まっていません。特に4300ドル~4500ドル前後の水準で売り圧力が強まる状況となってます。このまま戻りの弱さが意識される局面が継続した場合、形としては売り圧力が強まる展開を視野に入れておく必要があります。再度バンドの下限を目指して下落といった流れも頭に入れておいたほうが良さそうです。

また、ストキャスティクスを見ると、%Kは上昇基調を維持していますが、%Dが腰折れ気味です。%Kも上昇の勢いが落ちており、先行きに対する警戒感が強まります。特に%Dが再度下値圏に入る展開となった場合は売り圧力が意識されることとなり、下値を拡大しやすくなるでしょう。

今日は週初ですので、週足の分析を行います。

ビットコイン週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを大きくブレイクした後は下げ渋りから小幅持ち直しとなっています。ただ、ここから積極的に上値を追う流れとなるかどうかは疑問も残ります。現状はバンドの-2σに到達したにすぎず、ここからさらにバンドウォークから下値拡大といった動きになる可能性は十分にあります。その一方でバンドの+2σが上昇基調から横ばいへと変化しており、これが下落に転じた場合はトレンドそのものは下向きながらも調整の動きを入れながら下値を拡大といった流れとなっていくでしょう。その意味でもバンドの+2σの方向感には注意が必要です。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは下値圏での推移ですが、いずれも持ち直し気配を見せています。とはいえ、%Kは上昇基調から横ばいでの動きへと転じており、目先の上昇に対する懸念は残ります。%Dは小幅に上昇する流れですが、まだ上昇の勢いは弱いので、上昇基調を維持することができるかがポイントとなりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

7000ドル:心理的な節目
6800ドル:9月22日前後に意識された水準
6300ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
6200ドル:6月13日・7月13日の安値水準
6080ドル:7月12日の安値水準
6000ドル:心理的な節目
5000ドル:去年の8月末に意識された水準、心理的な節目
4750ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

4220ドル:現在値

4000ドル:心理的な節目
3500ドル:心理的な節目
3200ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準

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