仮想通貨マイニング日記5 ~ビットコイン暴落でクラウド・マイニングは失敗

仮想通貨のマイニングを行うにあたり、最も手間がかからないと言われているクラウド・マイニング。

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仮想通貨マイニング日記5 ~ビットコイン暴落でクラウド・マイニングは失敗

ビットコイン暴落でクラウド・マイニングは失敗

仮想通貨のマイニングを行うにあたり、最も手間がかからないと言われているクラウド・マイニング。
「どれどれ、どんなものだ?」と思って先月、この原稿を書いたのをきっかけに、日本語メニューが用意されているhashing24(ハッシング24)という会社を選んで、口座を開いてみました。
結果?
そうですよね~。気になりますよね~。確か先月、書いた原稿の最後で、「実際にどのくらいマイニングできるのでしょうか。来月にはある程度の成果も出てくると思いますのでお楽しみに」なんてことを書いてしまったと記憶しているのですが、もう結論から申し上げてしまいましょう。
まったく掘ることができず、しかも口座が閉鎖されていました。

いや、まったく掘ることができなかったというのは、語弊が生じますね。掘れているには掘れているのですが、日々差し引かれていくメンテナンス手数料のようなものがあって、それは掘れたビットコインから支弁されるのですが、アカウントの状況を詳しく見てみると、どうやら掘れたビットコインから支弁しようとしても、それができないくらい、メンテナンス手数料の負担が重くなったようなのです。結果、口座にあるビットコインでは、もうこれ以上、メンテナンス手数料を負担できないとなったところで、契約したマイニングプランが終了されました。

では、なぜ今回、マイニングプランが終了したのかと申しますと、仮想通貨界隈の方ならもう周知だと思いますが、ビットコインの価格が急落したからです。
いや、もうビットコインの急落っぷりは凄いことになっています。昨年の今ごろ、確か2017年12月8日に過去最高値237万円を付けたのち、しばらく揉みあってから下げに転じ、2018年2月6日には64万円まで下げました。その後は、一時的に100万円を回復したり、再び60万円台まで下げたりを繰り返した後、9月あたりから70万円台で膠着状態が続き、11月から急落。この原稿を書いている12月上旬時点では、45万円を割り込む水準まで値下がりしました。

たったの1年間で、ビットコインの価格は81%以上も下がったことになります。この急落は、株式など伝統的金融資産とは比べ物になりません。為替もそうですが、明確なファンダメンタルズを持たない投資対象が一旦、下げに転じると、とてつもなく恐ろしいまでのボラティリティになることを思い知らされました。

もっとも、今回のクラウド・マイニングに関しては、それほど大きな資金をつぎ込んだわけではなかったので、正直なところかすり傷で済んだのは不幸中の幸いでした。
ちなみにこれは参考程度ですが、今回、クラウド・マイニングに参加するにあたっては、お試し気分だったので、ハッシュレートを最低の0.1TH/sにしました。

これによって日々、どの程度のビットコインが掘れたのかということですが、大体、0.00000352BTCから0.00000358BTCの範囲です。そして、この掘れた額から日々、メンテナンス料が差し引かれます。たとえば、クラウド・マイニングをスタートさせた10月24日、マイニングされた額は0.00000354BTCで、メンテナンス手数料は0.00000264BTCですから、差し引きで0.0000009BTCが、この日の収益になります。
ところが大体、1日あたり0.00000261BTC~0.00000265BTCだったメンテナンス手数料が、11月14日に0.000003BTCまで値上がりした後、日々、上昇傾向をたどり、11月22日には0.00000397BTCまで上昇しました。ところが、この日、掘れたビットコインは0.00000387BTCだったので、0.0000001BTCの赤字。さらにその後も赤字が続き、11月24日は、掘れたビットコインが0.00000384BTCに対して、メンテナンス手数料が0.00000446BTCまで上昇し、0.00000062BTCの赤字となりました。そして、私のマイニングプランは強制終了とあいなったわけです。

まあ、私の場合、単に一個人として趣味の範囲内で行っているマイニングですから、たとえ口座が閉鎖されたとしても、それほど大きなダメージは受けずに済むのですが、正直、専門業者としてマイニングに関わっている人たちの現状を憂慮します。
すでに方々からきな臭い話が聞こえてきていて、たとえば今までマイナー銀座のようだった中国で、マイニング業者の閉鎖が相次いでいるとか、電気料金を仮想通貨で決済しようと試みていたノルウェー政府が、それを撤回したとか、正直、仮想通貨全般に対して、ネガティブな情報が錯そうしています。

ちなみに、これまでマイニングコストとして底値のメドとされてきたドル建て価格は、1BTC=6000ドルでしたが、これをあっさりと割り込み、現在の水準は4000ドルです。マイニングコストを割り込んだことで、他のマイナーがこれからどう動くのか。個人マイナーの一人として、その動向を注視していきたいと思います。

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