SECはビットコインETFの認可判断を延期
NYダウが700ドル超の下落から急速に反発し、ナスダック指数もプラスとなる等金融市場はやや落ち着きを取り戻している中で、仮想通貨市場は急落となっています。過去24時間ではビットコインが10%下落、リップルは13%下落、イーサリアムは25%の下落となりました。
SEC(米証券取引委員会)ヴァンエック社のビットコインETFの申請に対して判断を延期しました。ヴァンエック社のETF認可は可能性が高いとされており、市場の期待は高いものでした。しかしSECは判断の最終期限を、予想されていた今年の12月29日から2019年2月27日としました。最終判断の延期に関しては一部では予想されていたこともあり、このこと自体が仮想通貨を10%以上下落させる引き金になったかどうかは不明です。
チャートはBTC/JPYの時間足です。対ドルでも4000ドル割れが定着しサポートされていた3600ドル付近を下抜けし下落が加速しました。
前回安値の392,000円を下抜けして373,000円付近まで一時下落しました。その後、389,000円付近まで反発しましたが戻りは弱い状況です。
ボリンジャー・バンドの中心線が399,000円付近に位置していますが、39万円台は前回の安値付近でもあり、このレベルが上抜けできるかレジスタンスになるのかが短期的には重要なポイントになります。
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