ビットコインドミナンスは上昇基調(18/12/10)

週末の仮想通貨取引は、ビットコインが上昇しての推移です。

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ビットコインドミナンスは上昇基調(18/12/10)

ビットコインドミナンスは上昇基調

主要仮想通貨価格(日本時間6時)

ビットコイン:3619.8ドル(+5.41%)
イーサリアム:95.600ドル(+7.43%)
リップル:0.31675ドル(+5.17%)
ビットコインキャッシュ:110.72ドル(+11.36%)

【概況】

週末の仮想通貨取引は、ビットコインが上昇しての推移です。アルトコインも上値を拡大する展開であり、買い戻しが意識される流れとなっています。特段大きな材料はなかったものの、ポジション調整の買い戻しが強まっています。後述しますが、テクニカル的にも支えられやすいポイントで支えられており、ここから上値を伸ばす可能性はありそうです。ただ、積極的に買い進むにはまだ材料不足ではないでしょうか。

さて、11月6日に『ビットコインドミナンスが若干低下傾向』と題して話をしました。その時に『ドミナンスの低下は仮想通貨市場全体の盛り上がりが意識され始めている可能性』と指摘しました。しかし、その後のビットコインドミナンスの動向を見ると11月7日に51.39%まで低下し、そこから上昇に転じ、12月9日の段階で54.71%まで上昇しています。そして、ビットコイン/ドルは11月7日に高値を付け、その後下落しています。このようにビットコインドミナンスと価格の相関性は高いように思われます。特に今回は11月14日からの急落局面に先立ってビットコインドミナンスが上昇を始めていることに注目すべきかと思います。

ちなみに、ビットコインドミナンスの年初来安値は1月14日の32.43%、年初来高値は9月12日の57.75%となっています。現状もまだ基調としては上昇基調であり、このままこの基調を維持するということになれば、ビットコイン/ドルの上値は抑えられる可能性はあるでしょう。ビットコインドミナンスに関しては定期的に追跡調査を行っていこうと思っております。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σで支えられて持ち直しています。ここからの節目としてはバンドの中心線である4040ドルが上値のめどとして意識されそうです。一方で下値のめどはバンドの-2σである3350ドルが意識されるのではないでしょうか。

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの-2σまで下落し、そこで支えられて持ち直しています。バンドの-2σが上昇基調を強め、+2σは下落基調を維持しています。バンド幅は縮小傾向にあり市場にはエネルギーが蓄積されています。バンドの±2σでの動きには注意が必要でしょう。ただ、現状はバンドの中心線を目指しての推移であり、すぐにバンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくいでしょう。

また、ストキャスティクスを見ると、%K、%Dが底打ちから上昇しています。ゴールデンクロスから上昇しており、さらにまだ上値余地を残していることから、買いの流れが継続しそうです。

ビットコインドミナンスは上昇基調

今日は週初ですので、週足を見ていこうと思います。

ビットコイン週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σをブレイクし、バンドウォークしています。下げ幅を拡大しており、先行きに対する警戒感が高まります。ただ、バンドの+2σが上昇基調から下落に転じており、バンドの±2σが下落に転じている状況です。トレンドそのものは下向きながら、調整を入れながら下値を拡大する展開が意識されそうです。一時的には買い戻しが入ってもおかしくはないでしょう。ただ、上値の重い展開は維持されそうで、一時的に戻しても売り圧力に上値を抑えられるでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが持ち直しの気配を見せています。まだ下値圏での推移ですが、このまま上昇基調を維持することができるかどうかに注目が集まります。上昇基調を維持することができれば一時的には買い戻しの動きが強まるでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

7000ドル:心理的な節目
6800ドル:9月22日前後に意識された水準
6200ドル:6月13日・7月13日の安値水準
6080ドル:7月12日の安値水準
6000ドル:心理的な節目
5000ドル:去年の8月末に意識された水準、心理的な節目
4720ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
4470ドル:直近の高値水準
4040ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
4000ドル:心理的な節目

3820ドル:現在値

3660ドル:直近の安値水準
3500ドル:心理的な節目
3350ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準

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