仮想通貨の2018年を振り返る2(18/12/26)

『仮想通貨の2018年を振り返る』と題しましてここまでの推移をデータや周囲の環境なども含めて振り返ってみたいと思います。今回はその2回目です。

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仮想通貨の2018年を振り返る2(18/12/26)

仮想通貨の2018年を振り返る2

2018年も残すところあとわずかとなりましたが、今回は4回に分けて『仮想通貨の2018年を振り返る』と題しましてここまでの推移をデータや周囲の環境なども含めて振り返ってみたいと思います。今回はその2回目です。

仮想通貨の2018年を振り返る2

米NASDAQ(月足)

仮想通貨の2018年を振り返る2 2枚目の画像

NY銀(月足)

仮想通貨の2018年を振り返る2 3枚目の画像

ビットコイン(月足)

これらのチャートは上から米NASDAQ(月足)、NY銀(月足)、ビットコイン(月足)となっています。いずれも急激な上昇を経てバブルが弾けた局面です。どのチャートにも最初の段階では上がり方も緩やかで、一時的な調整などもみられていましたが、スピードがつくと一気に上値を拡大し、そして急落するといった展開となっています。ITバブルはピークで5000ドル前後から1000ドル前後まで下落し、銀は50ドル前後から15ドル前後まで下落しています。そして、ビットコインは20000ドル前後から3500ドル前後まで下落しています。いずれも80%前後の下落となっていることがわかります。とりあえずは仮想通貨も目安となる水準まで下げてきたということができるかもしれません。

この点に関しては12月20日『敏腕トレーダーの決済』でふれた元IMFエコノミストのMark Dow氏も意識したものと思われます。Mark Dow氏はビットコイン先物取引が開始された直後の価格推移やテクニカル分析で、『ITバブルや銀のバブル特有の値動きを彷彿とさせる』として、ビットコインのショートを仕込んだようです。つまり、仮想通貨の下値のめどを米NASDAQと銀のチャートから判断すると4000ドル前後の水準といったところになるわけです。

だからといって必ずしもここから上昇するポイントという訳ではないのです。ここからしばらくは低迷期が続く可能性も十分に考えられ、値動きの少ない銘柄を持ち続けるよりも、現金化してその他の投資先に振り向けるということは考えらるところです。実際、米NASDAQはしばらく低迷を続け、そののちに上昇といった動きを見せていますし、NY銀は現在も低迷を抜け出せずにいます。

個人的にはビットコインの低迷に関しては米NASDAQやNY銀よりは短い期間となるのではないかとみています。とはいえ、高値を更新という動きになるのはそれこそ10年以上の月日が必要となる可能性は十分にあるでしょう。それまでに再度下値を拡大する可能性も十分にあるとみています。おそらく、ビットコインは歴史的に見れば安値圏に入っているものと思われます。ただ、それは買えばすぐに儲かるというものではないでしょうし、非常に長い間寝かせる覚悟が必要ではないか、と思わせる米NASDAQとNY銀のチャートということができるでしょう。

2018年の仮想通貨バブルがもたらしたものは何だったのでしょうか。ある人は『億り人』となって莫大なお金を儲けた機会だったのかもしれません。またある人は強制的に市場から退場させられた思い出したくもない経験だったのかもしれません。ただ、多くの人にとっては仮想通貨とは何か、ブロックチェーンとは何かもよくわからないまま資金を投じたのではないでしょうか。これに関しては前述のMark Dow氏も指摘しています。よくわからないままに参入し、仮想通貨がハッキングに弱い、ハードフォーク後の争いなどの問題を抱えていることに気付いて決済に走った、というのが実際のところなのかもしれません。注目を集めたがゆえに起こったバブルだったということなのかもしれません。

そして、売り圧力が強まりだすとパニック売りに歯止めがかからず、少し戻しても『やれやれの売り』が上値を抑えるといった展開となったのではないでしょうか。さらに仮想通貨で資金を調達するICOが仮想通貨の下落により調達額が激減するといった事態が起こりました。ICOを行った企業はこぞって仮想通貨を売ってドルなどの法定通貨へと交換を急ぎ、仮想通貨の下げを加速させる流れとなりました。その間も仮想通貨にとって悪いニュースばかりだったわけではありません。しかし、下落トレンドが継続する展開となり、今日に至っています。

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