仮想通貨の2018年を振り返る4(18/12/28)

『仮想通貨の2018年を振り返る』と題しましてここまでの推移をデータや周囲の環境なども含めて振り返ってみたいと思います。今回はその4回目です。

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仮想通貨の2018年を振り返る4(18/12/28)

仮想通貨の2018年を振り返る4

2018年も残すところあとわずかとなりましたが、『仮想通貨の2018年を振り返る』と題しましてここまでの推移をデータや周囲の環境なども含めて振り返ってみたいと思います。今回はその4回目です。

ここまで、2018年の仮想通貨の流れを振り返ってきました。仮想通貨に関しては去年の下落によりかなり悲観的な見方が増えたことも事実です。もちろん市場には様々な思惑があり、その思惑に沿って発言するといったことも多々あります。そもそもブロックチェーンや仮想通貨に対する一般的な理解が追いついていない面も否定できません。株式市場とビットコインなどとの相関性はデータを分析する限り低いといわざるを得ないのですが、そういった分析をしている例などもあります。これに関してはもちろん、今後相関性が高まる可能性があるだけに慎重に分析を行う必要がありますが、現段階において、株式市場とビットコインは独立して動いていると見るべきでしょう。そうした中でドミナンス分析は今のところ仮想通貨の分析を行う上で可能性を感じるということはここでも指摘した通りです。これに関しても今後はうまく分析に活かすことができなくなる可能性はありますが、ビットコインが一強とも言える仮想通貨業界にとってまだまだこの分析の重要度は高いのではないかとみています。

また、2回目でも述べましたが、バブル期の動きを参考にするなどといった手法が用いられており、テクニカル分析などは比較的有効ではないかと考えています。とはいえ、バブル期の動きを参考にした例などは比較的長期的な分析であり、目先の動きの分析は現状ではまだ難しいところではないかと考えています。来年も様々な角度から分析を試してみようと思っています。


それでは、最後に2019年の仮想通貨について少々考えてみたいと思います。

バブルが弾け、価格はピークの20%程度にまで下落してしまったわけですが、ここから再度大幅持ち直しといった展開にはなりにくいのではないかとみています。ビットコインETFの承認があれば上昇する可能性は高そうですが、承認されてすぐに機関投資家が資金を投じるかは定かではありません。ここまで乱高下している銘柄ですので、慎重に慎重を期すものと思われます。仮にスタートさせるとしても資金は少額となるのではないでしょうか。そうなれば一時的には盛り上がっても2017年末のような急騰とはならないのではないでしょうか。

そもそもビットコインETFが承認されるかどうかも定かではありません。先日にも書きましたが、政府機関の一部閉鎖を受けてBakktのビットコイン先物も承認が延期される見通しです。状況はあまり良くないといわざるを得ません。

しかし、大きな流れで見ればブロックチェーンの技術は肯定的な反応が多いことも事実ですし、仮想通貨も送金の際の手数料の安さや非中央集権的といわれる仕組みなども魅力がないわけではありません。現状はよくわからないままにバブルが発生し、そして弾けてしまったことでネガティブな反応が多くなるのは仕方ないところでしょう。しかし、ブロックチェーンや仮想通貨に対する理解が深まり、実際に通貨として取引の場で使用されることも徐々に増えていくのではないかとみています。とはいえ、そういった変化というものは一朝一夕で起こるものではありません。

相場の格言で『登り百日、下げ十日(天井三日、底百日などの言い方もある)』というものがあります。これは上昇には時間がかかるものの、下げだしたらあっという間に急落する様を述べたものです。現状が底であるかはまだ判断が難しいところではありますが、いずれにせよすぐに持ち直すといった展開にはなりにくいとみています。ただ、長期的に見れば持ち直す可能性のほうが高いと考えています。個人投資家には1年ごとに成果を求められるファンドマネージャーなどと違い、時間を味方につけることができます。失っても生活基盤に問題がないレベルでゆっくりと持ち続けるというのも一つの戦略として検討に値すると思います。その際に問題となるのはコイン選びということになるかと思います。仮想通貨全体として上昇基調にあってもコインそのものがなくなってしまっては元も子もありません。その点は株も同じことでしょう。企業が倒産してしまえば紙切れになってしまいます。仮想通貨も開発が終了してしまえばただのデータになってしまいます。株には株の、仮想通貨には仮想通貨のリスクが存在します。その点を十分の理解したうえで参加するのであれば、投資先としてはなかなか面白い存在ではないかと考えています。

2019年の仮想通貨は一部で乱高下する銘柄はあるかもしれませんが、全体的な流れとしては比較的狭いレンジでの動きが展開されるのではないでしょうか。2017年~2018年のようなダイナミックな動きは望みにくいとみています。しかし、今後のことを考えればそういった時期にこそ芽は出てくるものではないかと思っています。その意味でも仮想通貨とは何か、ブロックチェーンとは何かといったところから考えるタイミングとなるのではないかと思っています。

これにて、2018年の私の執筆は終了となります。来年は1月4日からスタートとなりますので、その時はまたよろしくお願いいたします。皆様が良い年を迎えられるよう、お祈りいたします。

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