イーサリアムクラシックに51%攻撃か?(19/1/9)

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインが小幅に上昇しての推移です。全体的には前日終値を意識しての小動きであり、方向感の見えにくい状況となっています。

イーサリアムクラシックに51%攻撃か?(19/1/9)

イーサリアムクラシックに51%攻撃か?

主要仮想通貨価格(日本時間6時)

ビットコイン:3983.0ドル(+0.25%)
イーサリアム:148.90ドル(-0.93%)
リップル:0.36051ドル(-0.64%)
ビットコインキャッシュ:158.89ドル(-0.39%)

【概況】

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインが小幅に上昇しての推移です。全体的には前日終値を意識しての小動きであり、方向感の見えにくい状況となっています。全く材料がないわけではありませんが、狭いレンジが意識される状況であり、何らかのきっかけが必要な局面ということができそうです。

さて、米大手仮想通貨Coinbaseが『イーサリアムクラシックが51%攻撃を受け、現在進行中であることから顧客の資金を保護するため入出金を停止している』と発表しました。これに関しては5000万円弱の被害が出ているといわれており、過去にもビットコインゴールドなどで同様の被害が発生していることから警戒感が高まっています。こうした状況を受けてイーサリアムクラシックは一時大きく下落する展開となっています。

51%攻撃に関しては以前から懸念されていましたが、実際に攻撃された場合、不当な取引が行われてしまいます。また、それに付随して仮想通貨に対する信認の低下から相場の下落をもたらすといったことが考えられます。

この51%攻撃に関しては『Proof of Work』というコンセンサス・アルゴリズムを採用した場合に起こり得る問題といわれています。このあたりは技術的な話となるのですが、仮想通貨取引を行った際の承認をどのように行うかという話になります。『Proof of Work』は取引の整合性を膨大な計算を解いた人(PC)に証明してもらうという仕組みです。これをマイニングと呼んでいます。この仕組みはビットコインやイーサリアムでも採用されています。このマイニングを行う業者が力を持ちすぎてしまった場合、恣意的に取引を承認することが起こり得ると考えられています。これが51%攻撃です。

今回、イーサリアムクラシックが51%攻撃を受けたとされていますが、イーサリアムクラシック側は否定しています。実際はどうであったのかはのちのち明らかになっていくものと思われますが、今後もこういった問題は起こり得ます。特に価格の下がった仮想通貨に対してはこういった攻撃を受けやすいのではないかと考えられます。こういった攻撃を受けた仮想通貨が上場されていたら廃止に追い込まれる可能性もあるでしょう。また、仮想通貨そのものが開発中止となり淘汰される事態もありうるでしょう。新しい仮想通貨は今でも生み出されていますが、今後は淘汰されるものも増えてくるのではないかと懸念するところではあります。

【ビットコイン節目】

ビットコインはボリンジャーバンド日足の+2σと中心線に挟まれたレンジを意識しています。現状+2σは4250ドル前後、中心線は4000ドル前後の水準であり、まずはここが節目として意識されそうです。現状はバンドの+2σが意識されていますが、そこで抑えられている点は注意しておくべきでしょう。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、中心線で支えられてバンドの+2σを意識しての推移です。ただ、+2σでは抑えられており、このまま下落といった展開となる可能性は十分にあるでしょう。狭いレンジでの推移であり、バンド幅は縮小傾向となっています。市場には徐々にエネルギーが蓄積されてきており、バンドの±2σまで到達した場合はバンドブレイクからバンドウォークといった動きとなる可能性も頭に入れての対応となりそうです。

また、ストキャスティクスを見ると、%Kは上昇基調が一服して横ばいからじり安となっています。このまま下落するのかどうかに注目でしょう。一方%Dは上昇基調を維持しています。目先はまだ底堅い動きが意識されそうですが、%Kの下落の勢いが強まった場合は売り圧力が強まるでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入り上値の重い展開となっています。バンドの中心線まで下落せずに持ち直す場面もありましたが、逆に+2σまで届かずに再度下落しています。このままバンドの中心線まで下落する可能性が高まっています。ただ、バンドの±2σは上昇基調となっており、トレンドそのものは上向きです。調整を入れながら上値を拡大するといった流れは維持されています。一時的にはまだ下値余地はありそうですが積極的に売り込む場面ではないでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが下落基調となっています。デットクロスが意識されており、目先は売り優勢の局面ということができそうです。下値余地も十分にあるので、しばらくは売り圧力が強まる可能性はありそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

5000ドル:心理的な節目
4380ドル:直近の高値水準
4250ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
4000ドル:心理的な節目・ボリンジャーバンド日足の中心線

3980ドル:現在値

3760ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
3220ドル:直近の安値水準
3000ドル:心理的な節目

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