仮想通貨の将来性(19/1/29)

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインが大幅に下落しての推移です。

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仮想通貨の将来性(19/1/29)

仮想通貨の将来性

主要仮想通貨価格(日本時間6時)

ビットコイン:3491.0ドル(-3.66%)
イーサリアム:104.24ドル(-9.44%)
リップル:0.29311ドル(-5.06%)
ビットコインキャッシュ:109.21ドル(-11.96%)

【概況】

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインが大幅に下落しての推移です。アルトコインも軒並み大幅安となっており、市場には警戒感が強まる展開となっています。特段大きな材料は見受けられませんが、テクニカル的には売られやすい形が継続していたことなどは意識された可能性がありそうです。また、米政府機関閉鎖が解消されたにもかかわらず買い意欲が強まらなかったことで、売り安心感が強まったなどといった材料も挙げられていましたが、個人的には早期のビットコインETFの承認に関しては否定的であり、政府機関の閉鎖解消はそこまで材料視されるべきものではないのではないかと考えています。

さて、今回は仮想通貨の将来性について現段階における私個人の考えを少し述べてみたいと思います。私は仮想通貨の将来性に関しては楽観的です。もちろん、現状においては価格の乱高下やハッキングなどの通貨として致命的とも思える問題を抱えていることも事実です。ビットコインETFが承認されていない段階であり、投資対象としても疑問の残るところではあります。しかし、これらの問題は技術の進歩により解決可能であると考えています。現に1月24日に『ハッキング対策に光明?』と題してハッキングで盗まれた仮想通貨の追跡を可能とするアルゴリズムが開発されたといったニュースについて書いています。価格の乱高下にしても出来高が増加することである程度は解決可能となっていくでしょう。

では、仮想通貨が現在の法定通貨にとって代わることがあるのかというと、その可能性も十分にあると考えています。しかし、それはかなり先のこととなるでしょう。もしかしたら私たちが生きている間には無理かもしれません。それは各国政府などにとって不都合であるのと同時に新しいことに対する警戒感などが人には必ず存在するからです。

例えば、携帯電話で考えてみましょう。新しい機種は機能面で古い機種よりも優れていることがわかっても人はなかなか変えようとしません。それは古い機種の使い方を熟知しているためであり、現在の状況の居心地がいいからです。新しい機種を使いこなすにはまた始めからやり直す必要があり、その手間が面倒ということもあるでしょう。

パソコンなどでもマイクロソフト社が新しいOSを発売し、古いOSのサポートを終了といった段階になっても古いOSを使い続ける人が一定数以上存在します。これはもちろん資金的な面があることも事実ですが、新しいOSの使い方を一からやることに対する手間や、古いOSの使い勝手の良さなどを選んでいることに他なりません。

もちろん、古い機種やOSが壊れてしまったら有無を言わさず交換、ということになるでしょう。しかし、使えるのであれば敢えて交換するかとなると躊躇う人も多いでしょう。未知なるものへの挑戦よりも既知なるものへの撤退を選ぶことはよくあることであり、全く悪いことではありません。しかし、そういった人間の心理が仮想通貨の普及を妨げることは十分に考えられるでしょう。

現代は第4次産業革命が進行しているといわれています。第4次産業革命とはすべてのものがインターネットに繋がることを表すIoTやAIによる革新を指しますが、仮想通貨はそれとの親和性も高く、今後普及していく可能性が高いと考えています。そして、インターネットの世界はこれまでにないスピード感がその特徴の一つと言えると思います。しかし、上述の通り仮想通貨の普及は想像よりもずっと遅いのではないかと予想しています。

最後に仮想通貨は将来的には有望と考えていますが、ビットコインが有望かどうかは定かではないことを付け加えておきたいと思います。現状においてビットコインは仮想通貨の基軸通貨と言われるほど中心的な役割を担ってきました。しかし、今後それにとって代わる通貨が出てこないとも限りません。とはいえ、私はビットコインが今後も中心的な役割を果たす可能性が高いと思っています。それも上述の通り、ビットコインへの信頼と、その他の通貨への変更に対する心理的なハードルの高さを挙げることができるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインはボリンジャーバンド日足の下限を意識しての動きが展開されています。バンド幅が縮小する中で市場にエネルギーが蓄積されており、バンドの-2σである3450ドル前後の水準をブレイクするかどうかがポイントとなりそうです。バンドの-2σで支えられて持ち直した場合は中心線である3670ドル前後の水準が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-中心線で抑えられてじり安となっていましたが、昨日の下落でバンドの-2σを試す展開となっています。このままバンドの下限まで下落する可能性は高く、そこでどういった動きを見せるかに注目です。バンド幅は縮小傾向であり、市場にはエネルギーが蓄積されていることから、バンドブレイクからバンドウォークといった流れになる可能性も十分にあり、そうなった場合は下値を拡大するでしょう。バンドの+2σが上昇に転じるかどうかがカギとなりそうです。

また、ストキャスティクスを見ると、%K、%Dが下落基調を維持しています。売り優勢の流れであり、さらに下値を拡大する可能性が高いでしょう。%Kは下値圏に入っており、これが底打ちから持ち直すかどうかは目先の注目点と言えそうです。

仮想通貨の将来性

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直したものの中心線に届かず、急落しています。そのままバンドブレイクからバンドウォークとなって下値を拡大しています。ただ、目先は売り一巡から調整が入っています。とはいえ、上値の重さが意識される中で横ばいでの推移であり、再度下値を拡大する可能性は十分にありそうです。安易な押し目買いはリスクが高いでしょう。バンドの+2σが上昇から横ばいとなっており、この方向感にも注目しておきたいところです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは下値圏で持ち直し基調です。このまま上昇基調を維持することができるかがポイントです。目先は上昇する可能性が高そうで、一時的には底堅い動きが展開されるのではないかとみています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

5000ドル:心理的な節目
4380ドル:直近の高値水準
3900ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
3670ドル:心理的な節目・ボリンジャーバンド日足の中心線

3490ドル:現在値

3450ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
3220ドル:直近の安値水準
3000ドル:心理的な節目

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