ビットコインETF承認は時間の問題?
主要仮想通貨価格(日本時間6時)
ビットコイン:3694.5ドル(+0.04%)
イーサリアム:121.91ドル(+2.77%)
リップル:0.30398ドル(-0.04%)
ビットコインキャッシュ:123.13ドル(-0.69%)
【概況】
週末の仮想通貨取引は、ビットコインが大きく上昇しての推移です。その他の通貨も大きく上昇しています。2月8日の18時頃からじりじりと上昇し、2月9日の0時頃から急激に上値を拡大しています。しかし、その後はじり安基調で方向感の見えにくい状況です。米SECのコミッショナーであるロバート・J・ジャクソン Jr氏が、ビットコインETFが承認されることは時間の問題だと述べたとのニュースが好感されたようです。
個人的にはビットコインETFに関しては承認はされるとみていましたが、問題はその時期であり、ここまで延期が繰り返されていたことこそが問題と考えていました。ですので、今回の報道もそこまで好感されるべきものでもないとみています。現に上昇が一服したのちは伸び悩み、目先は横ばいからじり安基調です。最終的にビットコインETFの承認が決定という段階にならない限りは大きく上昇といった展開にはならないのではないでしょうか。この段階で積極的に買い進むのはリスクが大きいと考えています。
とはいえ、ビットコインETFに関してはいずれは承認されるものと思われます。承認された場合はその期待感から大きく上昇するのではないかとみています。現段階での買いはリスクがあるものの、中長期的なスパンで考えるのであれば利益になる可能性は十分にあるでしょう。ただ、短期的に見れば下落局面も考えられるところでありますので、そのあたりのタイミングの見極めが重要になるのではないでしょうか。
【ビットコイン節目】
ビットコインは週末の上昇により日足のボリンジャーバンドの中心線を抜けて+2σまで上昇しています。ただ、+2σで抑えられています。ここからはバンドの+2σである3760ドル前後と中心線である3580ドル前後、さらに-2σである3390ドル前後の水準が意識されることになりそうです。
【ビットコインチャート分析】
ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きから急騰し、バンドの+2σに到達しています。ただ、+2σでは抑えられておりバンドの中心線に向けて下落する展開です。週末の上昇は比較的大きかったものの、日足で見るとボリンジャーバンドの±2σで挟まれたレンジを動いているに過ぎないことがわかるかと思います。バンドの+2σをブレイクし、バンドウォークとならなかったことで上値の重さが意識されています。大きな方向感は見えにくい状況が継続している局面です。
また、ストキャスティクスを見ると、急騰した%K、%Dが下落に転じています。このまま下落基調を維持すれば売り圧力が意識される状況です。一時的には売り優勢の流れが展開されるのではないでしょうか。
今日は週初ですので、週足分析を行っていきます。
ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから調整の動きが意識されているものの、上値の重い展開でほぼ横ばいといった流れが継続しています。バンドの中心線が下落基調にあるため、横ばいであっても中心線が迫ってくる局面です。こういった形は再度売り圧力が強まりバンドの-2σを目指しての動きとなる可能性が高く、先行きに対する警戒感が強まりそうです。現状バンドの-2σは2150ドル前後の水準で下落基調から横ばいへと変化しており、持ち直してくる可能性もありますが、それでも売り圧力が強まった場合の目標としてはかなり安い水準であり、注意が必要でしょう。
ストキャスティクスで見ると%K、%Dともに下値圏での推移です。若干持ち直しの気配が見えますが、まだ上値の重さが意識されやすい格好です。まずは%Kが持ち直してこないと買いの流れは強まらないものと思われます。
【ビットコイン価格の注目ポイント】
5000ドル:心理的な節目
4380ドル:直近の高値水準
3760ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
3690ドル:現在値
3580ドル:心理的な節目・ボリンジャーバンド日足の中心線
3390ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
3220ドル:直近の安値水準
3000ドル:心理的な節目
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