ETFに絡む報道でビットコイン急騰
直近の仮想通貨市場は小動きですが、先週末は大きな動きとなっていました。過去24時間の動きはビットコインが0.06%の下落、イーサリアムは1.29%の上昇、リップルは0.03%の下落となっています。
ビットコインETFに関する報道によって8日の深夜にビットコインは急騰しました。SEC(米証券取引委員会)のロバート・ジャクソンJr氏がビットコインETFの承認は時間の問題と楽観的な意見を述べたことが急騰のきっかけです。
前回のETF承認は、メキシコ国境への壁建設を巡る米共和党と民主党の争いで政府機関が閉鎖となり、SECの職員が自宅待機となったことでETFの審査は棚上げになっていました。シェルビー米共和党上院議員が国境警備予算を巡る協議で原則合意したと述べ、現在のSECの審査は滞ることなく継続する見込みです。
チャートBTC/JPYの4時間足です。
37万円割れまで下落していましたが、前述したETFに絡む報道を受けて406,000円付近まで上昇しました。ただ下落前の高値41万円付近を上抜けすることは出来ずに395,000円付近で推移しています。
41万円付近を上抜けできれば、下落前の高値44万円付近への上昇と思われます。
一方でボリンジャー・バンドの2シグマのラインが392,000円付近に位置しており、このレベルが短期的なサポートとなっています。
ここを下抜けした場合は、上昇前のレジスタンスとなっていた38万円付近がサポートになるものと思われます。
- 関連通貨:
関連記事
-
暗号資産(仮想通貨)情報
Edited by:照葉 栗太
2023.03.28
ビットコイン円、米CFTCによるバイナンス社およびCZ氏提訴の報道で急反落(3/28朝)
週明け27日(月)のビットコイン円相場は急反落。
-
暗号資産(仮想通貨)情報
Edited by:中島 光牙
2023.03.27
「顧客保護」強まる、5月の広島サミットまでに規制推進の動き(月報23/3)
昨年11月に大手暗号資産交換所のFTXトレーディング(以下、FTX)が経営破綻して以降、米国を中心に暗号資産の規制推進の話は既定路線となっている。
-
暗号資産(仮想通貨)情報
Edited by:大塚 亮
2023.03.27
ベネズエラでのマイニング停止 (23/03/27)
先週末の暗号資産市場は、ビットコインが金曜日に売り圧力が強まったものの、売り一巡後は買い戻しの動きが意識され、土・日曜日は小幅に持ち直す動きが展開されています。
-
-