現金を使うのは犯罪者だけ?(19/2/22)

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインが下落しての推移です。

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 現金を使うのは犯罪者だけ?(19/2/22)

現金を使うのは犯罪者だけ?

主要仮想通貨価格(日本時間6時)

ビットコイン:3996.0ドル(-1.07%)
イーサリアム:144.94ドル(-2.10%)
リップル:0.31857ドル(-3.05%)
ビットコインキャッシュ:140.78ドル(-3.70%)

【概況】

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインが下落しての推移です。その他の通貨も全体的に調整売りに上値を抑えられている状況です。ビットコインは対ドルで4000ドルを割り込むなど、やや警戒感を強める局面です。週末に向けて調整売り圧力が強まるのか、再度上値を拡大するのかに注目ですが、チャートの形を見ると一時的に調整の動きが入ってもおかしくはなさそうです。

さて、投資家のTim Draper氏はビットコイン信奉者と言われていますが『この5年間で仮想通貨が広く普及するにつれて、法定通貨を使うのは犯罪者だけになるだろう』とインタビューで答えたそうです。これはブロックチェーンで追跡が可能となり、犯罪者にとっては現金を使う以外に手段がなくなるといった考えであるようです。

確かに、ビットコインなどの取引はすべて台帳に記載されており、ビットコインの移動はすぐにわかるようにできています。資金のおかしな動きに対してウォレットを追跡することで犯罪者の特定が可能となることもあるでしょう。もちろん、ハッカーの技術も進化しており、話はそう単純なものではありませんが、犯罪や脱税などに対して効果があるのではないかといった考えは日銀の論文『情報技術革新・データ革命と中央銀行デジタル通貨』でも指摘されています。(この『情報技術革新・データ革命と中央銀行デジタル通貨』に関しては今月20日に触れています)

しかし、仮想通貨に関して言えば匿名性をどう考えるか、といった点が問題として残されているといったことが日銀の論文でも指摘されています。そもそも仮想通貨は非中央集権的な通貨として生まれた経緯があり、匿名性の高さが魅力の一つでもありました。アルトコインの中には匿名性の高さが特徴のものもあります。そういった点を無視したTim Draper氏の発言には多少違和感を覚えるところもあります。

Draper氏はインタビューの中で所持している仮想通貨の量を尋ねられた時、ただ一言『たくさん』と述べたそうです。どのタイミングで購入したかが定かではない以上、憶測での話となってしまいますが、去年からの急落で損失を被っている可能性はあります。少しでも上昇してほしいとの思惑がこういった発言につながっているかもしれません。市場には良い材料・悪い材料があり、上下どちらにでもポジショントークをすることは可能である、ということはしっかりと認識しておくべきでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインはバンドの+2σをブレイクしてバンドウォークが展開されています。ただ、昨日の陰線を受けて調整の動きが入るのかどうかがポイントとなりそうです。対ドルで4000ドルを割り込んでおり、ここを再度回復できるかが重要でしょう。4000ドルを上値としてそこから押し込まれるようであれば先行きに警戒感が強まります。仮に調整が入った場合はバンドの中心線である3700ドルで支えられるかがポイントとなりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σをブレイクして上昇しそのままバンドウォークとなりました。しかし、昨日の下落でバンドの-2σがじり高基調へと転じており、バンドの±2σが上昇する場面となってきています。バンドの-2σが上昇基調を強めれば、トレンドそのものは上向きながらも調整を入れながら、といった推移が予想されるところです。一時的には調整が入るのではないかとみており、目標はバンドの中心線となりそうです。

また、ストキャスティクスを見ると、%K、%Dは天井打ちから下落しての推移です。デットクロスが意識される中で%Kは下落の勢いを強めています。短期的には売り圧力が強まりやすいのではないかとみています。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、+2σをバンドウォークしていましたが、そこから調整の動きが入る展開です。横ばいからやや上値が重いといった展開でしたが、一時高値を更新する場面もありました。ただ、目先は上昇してきたバンドの中心線を下抜ける格好であり、売りの流れが意識されています。バンド幅が縮小傾向を強め、ここからバンドの±2σが横ばいとなっていくのではないでしょうか。そうなった場合、市場にはエネルギーが蓄積されているものの、方向感は見えにくいとった流れから様子見ムードが強まる可能性が高そうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは天井打ちから下落しての推移です。デットクロスからの下落で、%Kは下値圏に突入しています。%Dもそろそろ下値圏に入りそうで、売り圧力が意識されやすい局面です。目先はまだ売り優勢の展開であり、バンドの-2σまで下落する可能性が高いのではないでしょうか。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

5000ドル:心理的な節目
4380ドル:直近の高値水準
4210ドル:年初来高値水準
4060ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準

4000ドル:現在値

3800ドル:心理的な節目
3700ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
3340ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
3220ドル:直近の安値水準
3000ドル:心理的な節目

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