アセンダント山中先生の到達確率チャート
到達確率チャート一覧
BTC/USD ビットコイン/ドル 到達確率チャート
ETH/USD イーサリアム/ドル 到達確率チャート
BCH/USD ビットコインキャッシュ/ドル 到達確率チャート
XRP/USD リップル/ドル 到達確率チャート
参考 仮想通貨インデックス
暗号資産における到達確率チャートの注意点(山中先生よりのコメント)
考え方自体はFXの到達確率チャートと基本的に同じですが、仮想通貨の場合2点ほど注意点がありますので、最初にお読みください。
(1) データ量の不足
ひとつはデータ量の不足です。到達確率チャートでは日足に換算して約10年2500本以上の日足のデータを用いて、その終値と始値の組合せから当日のチャートにおける各水準への到達確率を求めています。FXのチャートで2500本に満たないものはありませんが、暗号資産の場合、収集できるヒストリカルデータ自体が不足しています。
到達確率の考案者であるジャクソンは、最低でも5年相当分は必要と述べていて、到達確率チャートでデータ量が1200本に満たない場合、バーの本数が少ないという警告が赤い文字で示されます。ただ、個人的には1000本を超えていればほぼ十分ではないかと思いますので、誕生自体の日が浅いBCH/USDのみ注意していただければ十分だと思います。
BCH/USDは2018年7月25日時点で以下のように335本しかデータがありません。
厳密には同じではありませんが、分裂元のビットコイン(BTC/USD)の到達確率を併用していただくのが、現時点では望ましいと思います。
(2) トレンドの偏り
もうひとつはトレンドの偏りです。一昨年までの暗号資産は全般に緩やかな上昇あるいはもみあいと言っても差し支えない状態でしたが、昨年はビットコインの急騰が原因で年末に向け軒並み上昇相場が続きました。つまり、ほとんどの日において上昇というトレンドの偏りがデータに含まれているということです。
最近のように上げもあれば下げもあるという状態であれば、統計的に十分に参考になると思われますが、昨年のような動きが占める割合が高いとなると、統計的に信頼できるかとなると正直なところ、しばらく経過観察が必要ということになります。
ただ、個人的にここ数か月を見ている限りにおいて、FX同様に十分参考になると思います。補助的ツールとして使っていただくことでトレードの助けになると思っています。是非ご活用ください。
到達確率チャートの詳細説明
到達確率チャートの使い方(外部ページへのリンク、動画)
到達確率チャートを利用したトレード手法例 (17/7/20「FX羅針盤」記事)
チャートの簡単な説明
<使い方>
・到達確率75%以上が示現している場合、ポジションテイクを検討
・フィボナッチゾーンでサポート、レジスタンスの確認(反対斜め斜線で週足のものも表示されている)
・トレンドファインダーとQQEを見比べて現状の相場の方向性を確認
<用語解説>
◎到達確率
<<ゾーン6>>
●レジスタンス2(R2)前日のレンジ幅を加える
<<ゾーン5>>
●レジスタンス1(R1)前日のレンジ幅の半分を加える
<<ゾーン4>>
●ピボット(P) 前日の高値安値終値の平均値
<<ゾーン3>>
●サポート1(S1) 前日のレンジ幅の半分を引く
<<ゾーン2>>
●サポート2(S2) 前日のレンジ幅を引く
<<ゾーン1>>
前々日の数値から計算される前日ゾーンのどこで終わり
前日の数値から計算される当日ゾーンのどこで今日の取引が始まっているかの組み合わせから、その日のどのゾーンに過去統計上どの程度の確率で到達したかを示している。
◎HIGH LOW アクティベーター
三日間の高値、安値移動平均をレジスタンス、サポートと考える、
緑とピンクの荒めの点線で示される。
◎トレンドファインダー
前日の高値安値を60分足の終値ベースで抜けた場合に
チャート自体の色が変化する
◎60分QQE
RSIベースの短期相場過熱指標、緑が買いシグナル赤が売りシグナル
チャートの最下部に表示される。
更新時間等
免責事項
到達確率はあくまで過去の統計値に基づく予想値であり、将来の相場変動の確率を保証するものではありません。あくまで取引の参考としていただくために提供するものであり、最終的な投資のご判断は皆様自身でなさいますようお願い致します。
到達確率チャートに基づく投資の結果生じたいかなる損害も当社ならびに作成者は責任を負わないものとさせていただきます。
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