景気後退と仮想通貨(19/3/8)

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインが小幅に上昇しての推移です。

関連通貨:

景気後退と仮想通貨(19/3/8)

景気後退と仮想通貨

主要仮想通貨価格(日本時間6時)

ビットコイン:3976.5ドル(+0.76%)
イーサリアム:137.73ドル(+0.80%)
リップル:0.31406ドル(-0.14%)
ビットコインキャッシュ:130.76ドル(-0.23%)

【概況】

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインが小幅に上昇しての推移です。その他の通貨もイーサリアムなどは底堅い動きが展開されましたが、リップルなどは小幅に下落しています。手掛かり材料に欠ける中で全体的には方向感の見えにくい、様子見ムードとなっています。

さて、仮想通貨取引所ShapeShiftのErik Voorhees CEOは『世界的な金融危機が発生し、20兆ドル規模の国債の償還のために増刷をせざるを得ないと世界が認識した時に仮想通貨に何が起こるか注目』といったツイートをしています。

これは簡単に言えばドルが増刷されることにより、ドルに対する信認の低下する一方で、仮想通貨に対する信認が相対的に高まるのではないか、とった趣旨の話です。それに伴い仮想通貨に対する需要も増加するのではないかとみているようです。

実際に仮想通貨の流通を妨げている要因の一つとして、ドルなどの法定通貨に対する信認があることは事実かと思います。これまで仮想通貨に対する注目が集まったのは、ギリシャ危機は言うまでもありませんが、法定通貨に対する信認が低下した局面であり、現在でも信認が低い国では仮想通貨に対する信認は高まる傾向にあります。その一方で日本や米国などの法定通貨に対する信認が高い国では仮想通貨の流通はなかなか進みにくいという現実はあるでしょう。

個人的にはドルや円などの信認が急速に低下するといった動きになるのかは疑問視しています。確かに世界経済の先行きに対する懸念は高まりつつありますが、法定通貨に対する信認が急落するという展開も想像しにくいところです。こういった動きはじわじわと進むものではないかと考えており、劇的な動きにはなりにくいとみています。また、今回のツイートに関しても仮想通貨取引所のCEOが発言していることであり、ポジショントークの側面があることは否定できないでしょう。

ただ、法定通貨の信認が本当に低下するといった事態が発生すれば、資金の避難先として仮想通貨がクローズアップされる可能性はあるでしょう。これまではそういった役割をゴールドが果たしてきていましたが、分散先の一つとして仮想通貨を考慮に入れる層も確実に存在するでしょう。そういった動きが仮に起こった際は仮想通貨に対する需要増から価格の上昇といった動きは起こり得るでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインはボリンジャーバンド日足の中心線を意識しての動きです。バンドの中心線がじり高基調で、小幅ではありますが、価格も押し上げられています。ただ、現状では狭いレンジでの動きが意識されやすく、バンドの+2σである4160ドルと中心線の3930ドル、さらにはバンドの-2σである3700ドルが意識されているものと思われます。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコイン日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を抜けて上昇し、そのまま下値支持線として意識する格好です。このままバンドの+2σまで上昇するのか、再度中心線を下抜けて下落するのかで流れが変わってきそうです。目先は底堅い動きが展開されているため、バンドの+2σまで上昇する可能性が高そうですが、大きな動きにはなりにくい局面が継続しているのではないでしょうか。

また、ストキャスティクスを見ると、%K、%Dが上昇しての推移です。ゴールデンクロスから買いの流れが強まっており、上値余地も残っているといったところではないでしょうか。%Kが上昇基調を維持することができるかどうかがポイントとなりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+1σを意識しての推移が展開されています。底堅い流れであり、このままバンドの+2σまで上昇する可能性は高いとみています。バンドの±2σが上昇基調であり、トレンドそのものが上向きです。ただ、バンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくいので、バンドの+2σまで上昇してもそこでは抑えられるでしょう。また、逆に下落した場合はバンドの中心線で支えられる可能性が高そうです。

一方、ストキャスティクスで見ると%K、%Dは高値圏での推移です。ただ、%Kは下落に転じており、このまま下落基調を強めた場合はデットクロスが意識される局面であり、%Kがそのまま下落すれば売り圧力が強まる点には注意が必要でしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

5000ドル:心理的な節目
4380ドル:直近の高値水準
4210ドル:年初来高値水準
4160ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準

3980ドル:現在値

3930ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
3800ドル:心理的な節目
3700ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
3220ドル:直近の安値水準
3000ドル:心理的な節目

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