【ビットコイン原論文31】8.SPV:簡易決済検証1
まず、『ノード:node』とは「結節点」「交点」「中心点」を意味し、ネットワーク上では「パソコン」「スマートフォン」「ルーター」「ハブ」「サーバー」といったネットワークに繋がりアクセスポイントとなる機器を指します。そして、ビットコインのブロックチェーンにおける『ノード』とは、ブロックチェーンに能動的に接続されている「パソコン」「スマートフォン」「ASIC」といった「コンピュータ機器/端末」「電子デバイス」を指しています。
続いて『フルノード:full node』とは、取引処理(トラザクション)データを全て保有しているノードを指し、他のノードからデータ/情報受け取ることなく、全て自身が保有しているデータにて検証を行います。
ビットコインのブロックチェーンの全データ容量は昨年末に200GBを超えましたので、ノードはそれ以上の記憶容量が必要とされます。
上記を踏まえ、SPV:Simplified Payment Verification(簡易決済検証)とは、この全ての取引処理(フル・ネットワーク・ノード)データをノードにダウンロードすることなく、決済の検証を可能とする手法についての説明となります。
SPVでは、参加者はネットワーク(ビットコインのブロックチェーン)のノードに問い合わせ/要求(クエリ)することで取得できる、最も長いPoW:proof-of-workのチェーンの『ブロックヘッダー』のコピーを保存するだけとなります。これだけでも、タイムスタンプが付加されたブロックにリンクしている『マークル・ブランチ(マークル・ツリー:木に対するブランチ:枝)』を取得することができるからです。
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