【ビットコイン原論文33】9.価値の結合と分割

価値(コイン)の分割や結合を可能とするために、複数の「インプット(入庫/入金)」と「アウトプット(出庫/出金)」の取引処理が含まれています。

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【ビットコイン原論文33】9.価値の結合と分割

9.Combining and Splitting Value:価値(コイン)の結合と分割

9.Combining and Splitting Value:価値(コイン)の結合と分割

送金(価値の移転)するにあたって、『コイン(価値)』として1枚1枚を個別に取引/処理させることは可能で取り扱い使いやすいですが、取引処理(トランザクション)毎に、1セント(法定通貨)単位で個別に取引/処理させることは非常に取り扱いづらく不便です。従って、ビットコインのブロックチェーンにおける送金(価値の移転)は法定通貨単位ではなく、コイン(仮想通貨)単位で行われています。

価値(コイン)の分割や結合を可能とするために、取引処理の中で複数の価値(コイン)の「インプット(入庫/入金)」と「アウトプット(出庫/出金)」の処理が含まれています。

取引処理が正常であれば、「インプット(入庫/入金)」は、送金(価値の移転)させたい価値(コイン)よりも大きい(高額)場合は一か所から、送金(価値の移転)させたい価値(コイン)より小さい(少額)場合は複数からの「インプット(入庫/入金)」となります。
それに対して「アウトプット(出庫/出金)」は、送金(価値の移転)先への一か所だけか、差額(お釣り)がある場合は2か所(移転先と自分への返金)のどちらかになります。
これはつまり、10BTC送金したい時、自分が15BTC持っている場合は15BTCがまず入庫/入金され、『分割』されて10BTCは送金先相手へ、お釣りの5BTCは自分へ出庫/出金されるということです。同じく7BTCと3BTC持っている場合は、7BTCと3BTCがまず入庫/入金され、10BTCに『結合』されて送金先相手へ出庫/出金されるということです。

ここで注目すべきは、上記仕様により、1つの取引処理が他の複数の取引処理に依拠しており、それらの取引処理がさらに他の多くの取引処理に依拠していますが、『論理出力数(fan-out)』に関してここでは問題ではありません。なぜなら、ブロックチェーンの仕様においては、取引処理履歴の中から、単独で独立した取引処理のコピーを抽出しなければならない必要性が全くないからです。

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