金融安定理事会の報告(7/18)

FSBは『現時点では仮想通貨が世界的な金融安定性に重大なリスクを及ぼす可能性は最小限なものであり、我々は仮想通貨の独立性とリスク緩和を手助けする』との考え

関連通貨:

金融安定理事会の報告(7/18)

主要仮想通貨価格(日本時間6時)

ビットコイン:7320.5ドル(+8.63%)
イーサリアム:500.42ドル(+4.29%)
リップル:0.50907ドル(+6.79%)
ビットコインキャッシュ:847.33ドル(+4.96%)

【概況】

昨日の仮想通貨取引は大幅続伸しての推移となっています。G20の金融諮問機関である金融安定理事会(FSB)が仮想通貨監視のための枠組みを提案したという報道が意識されています。この中でFSBは『現時点では仮想通貨が世界的な金融安定性に重大なリスクを及ぼす可能性は最小限なものであり、我々は仮想通貨の独立性とリスク緩和を手助けする』との考えを明らかにしています。この報告は仮想通貨に対して好意的と捉えられており、価格の急騰を後押ししています。

しかし、その一方で今後の展開に関しては注視する必要があるとして監視のための枠組みを作ることを提案しています。監視のための枠組みは『市場の発展速度を鑑み、仮想資産が及ぼす金融安定へのリスクのモニターを強化すための測定基準を策定し、懸念について時期を逃さずに明らかにする』ことを目的としています。そして、それは必要に応じてG20でアップデートしていくべきものとして、G20会議に書簡を送ったようです。具体的には時価総額や価格水準、ボラティリティなどが基準として挙げられているようです。

こうした報告を受け、行われるG20でどういった方向に話が進むのか注目です。7月21-22日にG20財務相・中央銀行総裁会議が行われますが、FSBの報告に同調する流れが出来れば安心感が広がり、さらなる価格上昇も意識されるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは、ボリンジャーバンドの+2σをブレイクして上昇する動きです。次の上値の目標としては6月上旬に意識された7800ドル前後の水準(チャート赤線)です。逆にここから調整の動きが入るとすれば7月頭や6月20日前後に付けた6800ドル前後を水準(チャート青線)が意識されることになるでしょう。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの上限をブレイクしての動きであり、バンド幅の拡大を伴いながらのバンドブレイクはバンドウォークへと展開される可能性が高まります。つまり、このまま上値を拡大しやすい格好ということができるでしょう。バンドの+2σまで到達したからと言って安易な戻り売りは危険な状況ということが出来そうです。現状バンドの-2σは下落基調となっていますが、これが横ばいから上昇といった動きになった場合は個の上昇に対する調整の動きが意識されるでしょう。逆に言えば、そういった動きになるまでは買い目線で見るべき局面ということができるでしょう。昨日の段階では『バンドの±2σを意識したレンジ圏での動きを想定』と書きましたが、『逆にこの価格帯(+2σ)を抜けてくると上値を拡大しやすくなるので、その際は素早く対処すべきポイント』との指摘の通り、現状では上値の拡大を視野に入れての対応となりそうです。

また、ストキャスティクスを見ると、ゴールデンクロスからの上昇基調を継続しています。デットクロスから下落といった動きを見せるまでは上昇の圧力は維持されそうです。

一方でビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を目指しての動きです。流れとしては中心線である7680ドル前後の水準まで上昇する可能性が高まっています。ただ、問題となるのはその水準を上抜けることができるかどうか、といったところでしょう。上抜けてくれば中長期的な下落トレンドの転換が意識されることになるかと思われますが、抑えられた場合は再度年初来安値を試す動きとなってもおかしくないとみています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

8000ドル:5月中旬の安値水準・心理的な節目
7800ドル:6月上旬の高値水準
7680ドル:ボリンジャーバンド週足の中心線

7320ドル:現在値

6800ドル:7月上旬の高値水準
6480ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
6000ドル:2/6の安値水準・心理的な節目
5880ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
5760ドル:6/24の年初来安値水準

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