【ビットコイン原論文34】11.Calculations:計算…3

新たな送金処理どの程度の時間が必要なのかを理解するための考察をします。

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【ビットコイン原論文34】11.Calculations:計算…3

11.Calculations:計算…3

11.Calculations:計算…3

続いて我々は、新たな送金処理におけるビットコインの受取人/受信者が、『差出人/発信者は当該取引処理(トランザクション)を変更することができない』と十分に確信できるまでに、どの程度の時間が必要なのかを理解するための考察をします。
この考察に当たって差出人/発信者は、受取人/受信者に対して「差出人/発信者の送金処理は完了した」と、ひとまず信じさせておいて、その間に自分自身(差出人/発信者)にビットコインを戻そうと企む攻撃者であると仮定します。その場合、正当である受取人/受信者はアラートを受け取ることとなりますが、攻撃者である差出人/発信者は、受取人/受信者が気づいたときにはすでに手遅れとなることを期待しています。受取人/受信者は、公開鍵(public key)を自分で生成して、電子署名を認証する直前にその公開鍵を差出人/発信者に送ります。

こうすることにより、攻撃者である差出人/発信者が連続的に作業をし続けて運良く長いチェーンを前もって準備しておくことができ、公開鍵を受け取った瞬間に不正な取引処理を実行することを防止することができます。
一旦、取引処理が実行されてしまえば、攻撃者である差出人/発信者は秘密裏に、自分自身の不正な別の取引処理を含んだ並列のチェーン(parallel chain)の作成作業に取り掛かります。

受取人/受信者は、当該取引処理がブロックに追加され、zブロック(個)がその後、結鎖されていくのを待ちます。
受取人/受信者は、攻撃者である差出人/発信者が行った作業の正確な進捗を知ることはできません。
しかし、正当なブロックが平均的な時間で生成されていったとすると、攻撃者の進捗は下記のポアソン分布の期待値から算出することが可能となります。

11.Calculations:計算…3  2枚目の画像

[ビットコインのホワイトペーパー原文及び図は、bitcoin.org様より転載させていただきました。
Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System

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