仮想通貨週報 急騰後の調整局面を経て再上昇か(4月第1週)

今週はビットコインが急騰し一時5274ドルの高値をつけました。

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仮想通貨週報 急騰後の調整局面を経て再上昇か(4月第1週)

今週の仮想通貨レンジ

時価総額が大きい3つの仮想通貨の週間レンジを示しています。
始値は日曜東京午前9時、高値・安値は始値~金曜正午までのレンジのため、それ以降日曜午前9時までのレンジは含まれていません。なお、各レートとも特定業者のレートは示さず対ドルでの気配値となっていることにご留意ください。

今週の仮想通貨レンジ

Crypto Index(仮想通貨インデックス)の詳細は、サイト右側メニューの「仮想通貨分析情報」から「仮想通貨インデックス」をクリックしてご覧ください。
算出の基準日は2017年9月1日です。また「到達確率チャート」も併せてご利用いただけます。

今週の仮想通貨レンジ 2枚目の画像

チャート(上段から上記表の順番)は、到達確率チャートと同じ1時間足・週7日のチャートです。
上記レンジに含まれていない前週金曜午後~日曜午前9時も表示されています。

今週の振り返りと来週の見通し

今週もドル建てビットコイン(BTC/USD)について、前回執筆時点以降の値動きを振り返りつつ、今後の見通しについて純粋にテクニカルな観点から分析を加えます。
この日足チャートは、ローソク足の足型をそのままに陰陽の着色のみを平均足と同様とすることで、短期的な方向性(白=上昇、黒=下降)を見やすくした独自チャートとなっています。また、一目均衡表を併せて表示することで上下のチャートポイントもわかりやすく示しました。

*中長期の動きと今週の振り返り(日足)

*中長期の動きと今週の振り返り(日足)

今週はビットコインが急騰し一時5274ドルの高値をつけました。これまで4000ドルの大台がなかなか定着しませんでしたが、3月末には4000ドルが底堅くなってきたところ、2日に大口の買いが入り、その買いがそれまで売っていた投機筋を踏み上げさせたことで一気に5000ドルの大台をつけることとなりました。
ビットコインは12月から大きな三角もちあいを続けていましたが、3月末にレジスタンスラインを上抜け始めたところでの大陽線と、テクニカルにもこれまでのもみあいを抜けだし新たなステージに入ってきたことがわかります。
あまりにも大きな動きですから、今週は昨年7月の戻り高値8480ドルと12月安値3158ドルとのフィボナッチリトレースメントを表示してあります。38.2%戻しが5191ドルとほぼ今回の高値と重なっていることが確認できます。

4時間足チャートも見てみましょう。

*短期的な見通し(4時間足)

*短期的な見通し(4時間足)

急騰の後だけにここから上がるにしても、来週はいったん踊り場となる可能性が高いと考えられます。その場合どこまで押す可能性があるのかですが、起点となる安値をどこに決めるかが重要となります。ここでは三角もちあいのサポートラインの接点となっている先週安値の3900ドルを考えました。
すると3900ドルと5274ドルの38.2%押しが4749ドル、半値押しが4587ドルとなっていて、前者は急騰後の押しで近い水準まで下げています。後者に近い4600ドル前後までの押しは考えておいた方がよさそうですから、来週は調整局面入りを考え、4600ドルをサポートに高値に近い5200ドルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

今週の主なトピックス

今週の仮想通貨関連のニュースの中から、筆者が気になった内容をコメントともに「主なトピックス」として取り上げていきます。今週はこの1週間で気になったニュースを海外から2本取り上げます。

取り上げた元記事を確認できるように、ピックアップするソースを日経新聞に絞っています。日経新聞の朝刊と電子版の別と日時を併記してありますので、ご自身の目でお読みいただくと良いと思います。

1日(月)電子版12:00
*国内ニュース
「富裕層もデジタル資産に関心か」

*筆者コメント
スイスのプライベートバンク大手ジュリアス・ベアが暗号資産に参入するとのことです。プライベートバンクでは富裕層顧客の資産運用と管理を主に行いますが、資産運用のソリューションとしてビットコイン投資を始めるということは、仮想通貨もアセットクラスとして従来の金融商品と同列に考えていることとなります。
一方でスイスの同業他社にはアセットクラスとは認められないという立場を取っているところもあり、ジュリアス・ベアのような会社が増えれば仮想通貨市場も安定しそうですが、果たしてどちらが主流となるのか今後の展開は興味深いものがあります。

4日(木)朝刊
*国内ニュース
 「ビットコイン売買、95%偽装」

*筆者コメント
なかなかインパクトのあるタイトルですが、米国の運用会社が米国SECに提出した報告書によると、買いと売りを機械的に組み合わせた水増し取引が95%を占め、見かけの取引量を増やしているとのこと。
仮想通貨業者が仮想通貨で仮想取引とジョークのようなニュースですが、なかにはそうした取引が一切ない業者もあり、透明性の確保された業者10社の中に日本の業者も含まれています。取引量では無く、透明性の高い業者のランキング、格付けといったものがあれば、質の悪い業者の退場につながり業界全体として良い方向になると思います。

今週のコラム「ビットコイン週足」

今週のコラム「ビットコイン週足」

ビットコインの動きがかなり大きかったので、テクニカルの続きとして週足も見てみることにしましょう。
このチャートでは昨年3月の戻り高値を起点としたレジスタンスラインが引いてありますが、今週の急騰でこのラインを上抜けていることがわかります。来週は調整局面でも中期的には底を打ち上昇に転じた可能性が高そうなチャートと言えます。

ディスクレーマー

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