【ビットコイン原論文38】12.Conclusion:結論

我々は第三者が保証する【信頼】に依存することなく利用できる、「電子取引」を目的としたシステムを提案しました。

関連通貨:

【ビットコイン原論文38】12.Conclusion:結論

12.Conclusion:結論

12.Conclusion:結論

我々は、本【ビットコイン原論文】にて、第三者が保証する【信頼】に依存することなく利用できる、「電子取引」を目的としたシステムを提案しました。このシステムは、電子署名により生成されるコインという、ありふれた一般的な構想/構造(フレームワーク)からスタートしました。これにより、コインの『所有権』を強く管理/制御することはできますが、『二重払い』の防止策が欠けていると不完全/未完成なシステムとなります。この『二重払い』の解決策として、正当なノード達がCPUパワーの過半数をコントロールしている場合、PoW:Proof-of-Work(第17回参照)を導入して記録され、公開されている「取引処理履歴」を、攻撃者が不正に改ざんすることは計算上実行不可能となる、P2P:peer-to-peer (第3回参照)ネットワークを、我々はここで提案しました。このネットワークは決まりある体系/構造化はされておらず、単純でありながら強固で安全な造りとなっています。そして、各ノード達は同時に動作しますが、協調性は低い関係となっています。

また、メッセージは最善努力(ベストエフォート)にて送信される必要があるだけで、特定の場所に送信されるわけではないため、各ノードが特定/識別される必要性はありません。各ノードは自由にネットワークに接続・離脱することができ、離脱していた間のPoW:Proof-of-Workのチェーンを、その間の取引処理の証明として承認できます。各ノード達は、CPUパワーを使って受信したブロックが正当だと認識した場合、そのブロック含むチェーンを結鎖して延長させることで承認していきます。そうではなく、不正なブロックだと認識した場合は、そのブロック含むチェーンの結鎖を拒否する事で承認を拒否することができます。この合意形成(コンセンサス・メカニズム)によって、必用なルールや報酬は強制執行されます。

【ビットコイン原論文】 連載バックナンバー
1. Introduction 序章1 序章2 序章3 序章4
2. Transactions 取引1 取引2 取引3
3. Timestamp Server タイムスタンプサーバー1 タイムスタンプサーバー2
4. Proof-of-Work POW1 POW2 POW3 POW4 POW5 POW6 POW7
5. Network ネットワーク1 ネットワーク2
6. Incentive 報酬1 報酬2 報酬3
7. Reclaiming Disk Space ディスク領域の開放1 ディスク領域の開放2
8. Simplified Payment Verification 簡易決済検証1 簡易決済検証2
9. Combining and Splitting Value 価値の結合と分割
10. Privacy プライバシー
11. Calculations 計算1 計算2 計算3 計算4

[ビットコインのホワイトペーパー原文及び図は、bitcoin.org様より転載させていただきました。
Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System

関連記事

ページトップへ戻る