アルゼンチンとロシア(19/4/11)

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインが上昇して推移しています。

関連通貨:

アルゼンチンとロシア(19/4/11)

アルゼンチンとロシア

主要仮想通貨価格(日本時間6時)

ビットコイン:5309.9ドル(+1.03%)
イーサリアム:176.16ドル(-0.26%)
リップル:0.35256ドル(+0.82%)
ビットコインキャッシュ:302.72ドル(+1.98%)

【概況】

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインが上昇して推移しています。前日の下落から持ち直して往来相場となっており、下値の堅さが意識されている状況です。その他のコインはイーサリアムが小幅に下落したものの、全体的には底堅い動きとなっています。ここまでの急騰に対する調整の動きはほとんどみられておらず、ここからさらに上値を拡大するのかに注目が集まっている状況です。ただ、決め手になる材料を欠いたままの上昇であり、警戒感もくすぶる局面と言えそうです。

さて、今回は以前もふれたことがあるニュースに関連する話題が出てきており、それについて考えてみたいと思います。一つは南米のアルゼンチンで仮想通貨の取引量が増加しているといったニュースです。もう一つはロシアでビットコインを購入したことのある人は2%程度に過ぎないといった調査です。

アルゼンチンで仮想通貨の取引量が増加している背景は経済の悪化に伴う動きで、インフレが急伸して法定通貨のペソが下落していることに起因しています。これはベネズエラでも起こっている動きです。これに関しては以前にもふれましたが、こういった国々で仮想通貨の取引量が増加していること自体は仮想通貨にとってマイナスとは言えませんが、そこまで重要視すべき材料ではないとみています。ベネズエラやアルゼンチンが世界経済に与える影響はそこまで大きくありません。つまり、その他の国々にとってみれば仮想通貨を買う要因にはなりにくいでしょう。これがドルや円、ユーロなどに大きな影響をもたらすということになれば仮想通貨に目を向ける動きも出てくるでしょう。ただ、現状においてはそれらの通貨は安定しています。である以上、仮想通貨の需要が急増して価格が上昇するといった展開にはなりにくいでしょう。

また、ロシアの調査ですが、最近ロシアの富裕層がビットコインを買っているといったニュースが出たばかりです。その一方でビットコインを購入したことのある人は2%程度に過ぎないという調査結果が出たようです。ビットコインはその名称こそ知られてきているとはいえ、実際に購入するとなるとハードルが高いといえそうです。この調査に関してはどの層に調査したのかがはっきりしていないために断定的なことを申し上げにくいのですが、少なくともロシアではごく一部の富裕層の投資商品であり、通貨として流通といった動きには全くなっておらず、今後の展望もなかなか明るくならないのではないでしょうか。

【ビットコイン節目】

ビットコインは5000ドルを突破した水準での推移が継続しています。ただ、目先はバンドの+2σからは調整の動きが意識されています。このままバンドの中心線である4560ドル前後の水準まで下落するのか、+2σである5600ドル前後の水準まで押し戻すのかがポイントとなりそうです。5000ドルが心理的な節目であり、ここを維持することができるかに注目が集まりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの+2σをバンドウォークする展開となっていましたが、目先は調整の動きが意識されています。とはいえ、下値の堅い動きとなって下げ渋っています。このまま横ばいでの推移となった場合は再度バンドの+2σまで上昇する可能性が高まるでしょう。バンドの-2σが上昇に転じ、バンドの±2σが上昇する形です。この形はバンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくいものの、調整を入れながらも上値を拡大する流れとなりそうです。調整が入るとしたらバンドの中心線が目安となりそうですが、調整局面で下げ渋っており、バンドの+2σまで再度上昇する可能性も高まっています。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dが高値圏での推移です。いずれも天井打ちから下落しており、このまま下落の勢いが強まるかどうかに注目です。特に%Dの下落に勢いがつくと売り圧力が強まりかねないため、警戒感が強まるでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線で支えられる動きから一気にバンドの+2σをブレイクして上昇しましたが、急激に売り圧力が強まり再度バンドの中心線まで押し戻される動きを見せています。往来相場であり、方向感は見えにくい状況です。バンドの±2σは横ばいからじり高であり、下値の堅さは意識されているところです。ただ、目先は方向感が見えにくくなっており、様子見ムードが強まる可能性もありそうです。

ストキャスティクスで見ると%Kと%Dは下落基調です。デットクロスからの下落であり、先行きに対する警戒感が強まりそうです。このまま下落基調を維持すればバンドの中心線を抜けてバンドの-2σまで下落といった動きになってもおかしくはないでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

6000ドル:心理的な節目
5600ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
5330ドル:年初来高値

5310ドル:現在値

5000ドル:心理的な節目
4560ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
4280ドル:2/24の高値水準
3510ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
3220ドル:2018年の安値

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