ビットコインは調整の下げが続く(週報4月第2週)

先週のビットコインが急騰後も買いが継続し今週10日には一時5274ドルの高値をつけました。

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ビットコインは調整の下げが続く(週報4月第2週)

ビットコインは調整の下げが続く

今週の仮想通貨レンジ

時価総額が大きい3つの仮想通貨(*)の週間レンジを示しています。始値は日曜東京午前9時、高値・安値は始値から金曜正午までのレンジのため、それ以降日曜午前9時までのレンジは含まれていません。なお、各レートとも特定業者のレートは示さず対ドルでの気配値となっていることにご留意ください。
Crypto Index(仮想通貨インデックス)の詳細は、サイト右側メニューの「仮想通貨分析情報」から「仮想通貨インデックス」をクリックしてご覧ください。算出の基準日は2017年9月1日です。また「到達確率チャート」も併せてご利用いただけます。

ビットコインは調整の下げが続く

今週のレンジ

ビットコインは調整の下げが続く 2枚目の画像

チャート(上段から上記表の順番)は、到達確率チャートと同じ1時間足・週7日のチャートです。上記レンジに含まれていない前週金曜午後~日曜午前9時も表示されています。

今週の主なトピックス

今週の仮想通貨関連のニュースの中から、筆者が気になった内容をコメントともに「主なトピックス」として取り上げていきます。今週はこの1週間で気になったニュースを国内と海外から1本ずつ取り上げます。

取り上げた元記事を確認できるように、ピックアップするソースを日経新聞に絞っています。日経新聞の朝刊と電子版の別と日時を併記してありますので、ご自身の目でお読みいただくと良いと思います。

11日(木)朝刊
*国内ニュース
 「中国、仮想通貨採掘禁止を検討」

*筆者コメント
 中国政府による産業育成方針を定めた文書草案において、仮想通貨採掘が淘汰すべき産業に分類されたとのこと。同分類では新規参入や投資が禁止され、世界全体の7割を占める中国の採掘業者の今後に暗雲がたちこめているようです。
中国政府は電力消費や資金流出を懸念し、昨年採掘業者の上場を認められなかったことも今回の伏線であったのかもしれません。今後の展開次第では仮想通貨業界全体が急速に収縮していくリスクが出てきたと言えそうです。
(*同記事の初出は9日電子版)

11日(木)夕刊
*国内ニュース
「仮想通貨無断採掘無罪で控訴」

*筆者コメント
 自身のウェブにマイニングプログラムを設置し、閲覧した人のPCのマシンパワーを無断で使った男性に対して横浜地裁が無罪を言い渡したのは先月のことで記憶に新しいところです。この判決に対して横浜地検は9日に控訴したとのことです。
 原判決では意図していたとはいえウイルスには当たらないというもので、私自身も似たようなことが起きる懸念を感じましたが、今後のためにも控訴したというところだと
思われます。

今週の振り返りと来週の見通し

今週もドル建てビットコイン(BTC/USD)について、前回執筆時点以降の値動きを振り返りつつ、今後の見通しについて純粋にテクニカルな観点から分析を加えます。使用チャートは、ドル円とユーロの週報で使っているものと同じものです。

 *中長期の動きと今週の振り返り(日足)

 *中長期の動きと今週の振り返り(日足)

*この日足チャートは、ローソク足の足型をそのままに陰陽の着色のみを平均足と同様とすることで、短期的な方向性(白=上昇、黒=下降)を見やすくした独自チャートとなっています。また、一目均衡表を併せて表示することで上下のチャートポイントもわかりやすく示しました。

先週のビットコインが急騰後も買いが継続し今週10日には一時5274ドルの高値をつけました。しかし、それまでの上昇が急であったこと、また8日に中国政府が公表した採掘業者の分類が9日にニュースとして大きく取り上げられたことが大きかったかと思われます。昨日には下げに転じる動きとなり、本日も朝から週間安値を切り下げる展開となっています。

*短期的な見通し(4時間足)

*短期的な見通し(4時間足)

月初の急騰が早過ぎた分、来週はいったん調整が入りやすい週となりそうですが、そのターゲットを4時間足チャートで見てみましょう。
短期的には今週既に高値を付けた可能性がありますので、上昇の起点をどこに取るかを考えます。急騰前の先週安値、もしくは三角もちあいを上抜けた動きを重視して、最後のサポートラインとの接点となった先々週の安値、ここでは後者の安値を起点とした今週高値までの動きに対するフィボナッチ・リトレースメントを考えます。
 すると38.2%押しが4840ドルと現行水準にかなり近いのですが、半値押しの4660ドルは急騰直後のもみあいで下支えとなっていた水準と重なり、今後下値を模索する動きとなった時のターゲットとなりやすい水準です。また上値はピンクのラインで示した上昇ウェッジを下抜けた水準となる5150ドルレベルは戻り高値となりやすい水準です。
来週は調整局面継続を考え、4650ドルをサポートに5150ドルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

今週のコラム「ビットコイン週足」

今週のコラム「ビットコイン週足」

ビットコインは先々週の上げほどではありませんが、今週高値から執筆時点までの安値で10.1%の下落となっていますが、他のアルトコインも同様に下げる中でリップルがかなり大きく下げてきています。今週高値からの下げは14.8%となっていますし、水準的にも年初来安値からのサポート水準も視野に入る勢いです。

チャートで見るとよくわかりますので、ビットコインと同じ期間の日足チャートをご覧ください。

4月の動きを見ると、ビットコインよりも上昇は小さいのに対して、その後の下げ大きく、ほぼ行って来いの値動きのチャートになっていることが見て取れます。ビットコインの上げは大口の買いとストップであったと言われますが、下げは中国発の悪材料ですからいわゆるファンダメンタル的な変化と見ることが出来ます。ビットコインに比べてアルトコインのほうが環境変化の影響を受けやすいと言えそうです。

ディスクレーマー

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