仮想通貨マイニング熱が冷める?(19/4/17)

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインに対する買い戻しの動きが強まり、急速に押し戻しています。

関連通貨:

仮想通貨マイニング熱が冷める?(19/4/17)

仮想通貨マイニング熱が冷める?

主要仮想通貨価格(日本時間6時)

ビットコイン:5215.0ドル(+3.46%)
イーサリアム:164.90ドル(+2.98%)
リップル:0.32104ドル(+1.13%)
ビットコインキャッシュ:316.73ドル(+1.18%)

【概況】

昨日の仮想通貨取引は、ビットコインに対する買い戻しの動きが強まり、急速に押し戻しています。その他のコインもつれ高となっており、仮想通貨市場全体に買い圧力が強まっています。5000ドルを下値として固めるかどうかといった局面であり、依然として先行きに対する警戒感も払しょくできないところです。今回の上昇に関しても短時間での動きであり、現段階では特段大きな材料も見られていません。高速なアルゴリズムなどの存在も指摘されており、懸念が高まる状況ではあります。

さて、日経新聞が『仮想通貨採掘熱冷める。中古部品、値崩れ 』と報じています。これに関しては以前からも言われていましたが、仮想通貨のマイニングには大量の電力を消費することから、仮想通貨の価格の下落は収益を押し下げ、赤字に転じることも十分に考えられます。

PCの性能による違いや、さらに言えば電力価格に関しては国によって大きな差異があるため一概には言えませんが、ビットコインなどは4000ドルを下回る水準が損益分岐点と言われています。であれば、現状の水準は一応損益分岐点は上回っています。しかしマイニングは競争であり、1位のみが収入を得られるシステムとなっています。である以上、現状の水準では撤退を考えることも選択肢となる事業所もあるでしょう。

仮に撤退となると、マイニング用のPCや部品は不要となります。このマイニング用のPCや部品は中古品として市場に出回ることもあるでしょう。このPCは非常に高性能で高価格ですので、中古品でマイニングをスタートさせることを考える人もいるでしょう。

しかし、このPCや部品はマイニングに特化しており、マイニング以外では使いづらいといわれています。つまり、同じコンピューターでもゲームに特化したPS4などをイメージすればわかりやすいでしょうか。PS4を一般的なPCとして使う人はいないでしょう。つまり、ゲームをやる人にとってはPS4は非常に使い勝手の良いコンピューターと言えますが、やらない人からすればあまり役に立たないものとなります。これと同様に、マイニングに特化したPCはマイニングをやろうとする人にしか役に立たないものとなるわけです。

そして現状、仮想通貨の価格の低迷を受けて新規でマイニングをやろうとする動きは鈍く、マイニング用のPCの価格は下落基調にあります。これに関してはこれまでも見られていた動きで、日経新聞の記事はいまさら感はぬぐえませんが、マイナーの減少は仮想通貨全体として好ましい事態ではありません。今後の価格の推移や技術的な進歩によっても状況は変化すると思われますが、やはり仮想通貨の発展のためには一定以上の価格が必要ということになるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σから調整が意識されています。一時的な上げ下げがあり方向感は見えにくい局面ですが、5000ドルを意識しての動きとなっているように思われます。ここを下値支持帯として支えられるかどうかが今後の展開を占う上で重要でしょう。維持した場合はバンドの+2σである5740ドル前後の水準が、割り込んだ場合はバンドの中心線である4880ドル前後の水準が意識されるでしょう。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの+2σから調整の動きが入っています。上値の重さが意識される一方で、昨日の上昇のように買い戻しも見られており、結果的にはほぼ横ばいでの推移となっているように思われます。バンドの中心線が上昇基調で迫ってきており、ここで支えられるかが重要となってきそうです。バンドの+2σが横ばいへと変化しており、先行きに関してはレンジ圏での動きが意識されやすくなっていくものと思われます。

また、ストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデットクロスから下落しています。このまま下落基調を維持するかどうかに注目ですが、目先は売り優勢の局面ということができそうです。まだ下値余地もあるため、このまま下落する可能性も十分にあるでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σからじり高基調となって押し戻し、バンドの中心線に差し掛かった段階で一気に買い意欲が強まり、そのままバンドの中心線を抜けてバンドの+2σまで上昇する展開となっています。ここをブレイクしてバンドウォークとなるかどうかに注目です。バンド幅は緩やかに拡大していますが、バンドの-2σの動きはじり安となっています。バンドの-2σの下落の勢いが強まるか、横ばいから上昇へと転じるかで流れが変わってきそうです。目先はバンドの+2σで抑えられる可能性のほうが高いのではないかとみています。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはゴールデンクロスから上昇しての動きです。買い意欲が意識される局面ですが、上値余地はあまり残っていません。方向感としては買い優勢の流れですが、天井打ちから下落といった場面となったら流れが変わるでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

6000ドル:心理的な節目
5740ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
5330ドル:年初来高値

5220ドル:現在値

5000ドル:心理的な節目
4880ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
4280ドル:2/24の高値水準
4020ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
3220ドル:2018年の安値

関連記事

ページトップへ戻る