G20財務相・中央銀行総裁会議と仮想通貨(暗号資産)

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインの上値が抑えられる展開です。

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G20財務相・中央銀行総裁会議と仮想通貨(暗号資産)

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:7722.1ドル(-1.94%)
イーサリアム:231.35ドル(-4.95%)
リップル:0.38147ドル(-7.09%)
ビットコインキャッシュ:377.24ドル(-4.46%)

【概況】

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインの上値が抑えられる展開です。戻り基調が一服し、上値の重さが意識されています。その他のコインも軟調地合いであり、特にリップルに対する売り圧力が強まっています。先日、リップルに関してはハッキングに被害などがあったにも関わらず上昇といったことを書きましたが、その調整が意識されているのか、その他のコインと比べて下げ幅が拡大している局面となっています。

さて、G20財務相・中央銀行総裁会議が共同声明の中で仮想通貨(暗号資産)に対する見解を前回と同じ表現に据え置いています。現時点では金融システムの安定に対して脅威とはなっていないものの、投資家保護やマネーロンダリング、テロ資金供与などのリスクに対して引き続き警戒といった状況となっています。アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議から1年近く経ったものの、依然として懸念の払しょくには至らずといったところでしょうか。ETF承認問題などを考えても仮想通貨(暗号資産)を取り巻く環境はなかなか改善されていないと言わざるを得ないでしょう。

もちろん、ブロックチェーン技術は画期的なものであり、今後の金融システムのみならず、経済全体に広範な影響力ももたらす可能性を秘めています。ただ、現状においてはまだ既存のシステムを代替できるには至っていないという判断と思われますし、取って代わるにはまだまだ時間がかかると個人的には考えています。その理由に関しては今まで何度も述べていますが、法定通貨の信認の高さを挙げることができるでしょう。

ところで、ラガルドIMF専務理事がG20財務相・中央銀行総裁会議の関連セミナーにおいて『大手金融機関がコインを作ることは悪くない』と発言したそうです。こういった革新的な技術を企業が用いていくことを評価する発言ではありますが、その一方で市場の集中が問題となると指摘しています。マイニングなどで集中が起きた場合はいわゆる『51%攻撃』などの問題が発生しやすくなるだけに、懸念を抱いているといったところでしょう。

現状、ビットコインなどは価格が持ち直してきており、ハッシュレートも上昇しています。こういった状況下で『51%攻撃』などは起こりにくいのは事実かと思います。ただ、根本的にこういった問題を抱えていることもまた事実であり、実際に通貨として用いる場面を考えた場合は懸念を抱くのも無理はないでしょう。こういった課題を一つずつ解消していくしかないわけですが、やはり1年や2年でなんとかなるというものではなさそうです。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線を下抜けて下落しています。目先は-1σを意識しての動きですが、-2σまでは下落する可能性が高いとみています。価格としては7280ドル前後の水準が意識されそうです。一方、バンドの中心線は8160ドル前後の水準であり、ここが戻りの節目として意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの-1σを意識しての動きです。上値の重さが意識されており、バンドの-2σまで下落する可能性は高そうです。ただ、バンドの±2σはほぼ横ばいから若干縮小傾向といった動きであり、大きな方向感は見えにくいところです。-2σまで下落するもののそこでは支えられるといった動きになるのではないかとみています。その後、バンドの中心線まで上昇するものの、そこで抑えられて再度下落といった動きとなり、三尊天井を形成するのではないかとみています。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは下落して下値圏に入っています。売り圧力が強まる流れであり、警戒感の強まるところです。%Kが上昇基調に転じるかどうかに目先は注目といったところでしょ

今日は週初ですので週足分析を行っていきます。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σを意識しての動きから調整が入り、中心線を目指しての動きとなっています。バンドの-2σが下落基調から上昇基調へと変化しており、バンドの±2σが上昇する格好となっています。トレンドそのものは上向きながら、調整が入りやすい形です。バンドの中心線まで下落する可能性もあるだけに注意が必要です。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが下落基調となっています。デットクロスからの動きであり、このまま下落基調が継続する可能性も高まっています。まだ%Dは高値圏での推移であり、下値余地を十分に残しています。このまま下落基調が継続されれば下値を拡大しやすい状況ですので、十分に注意しての対応となりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

9100ドル:直近高値水準
8980ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
9000ドル:心理的な節目
8180ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
8000ドル:心理的な節目

7720ドル:現在値

7380ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
7000ドル:心理的な節目

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