仮想通貨(暗号資産)週報 1万ドルを目指す展開(6月第3週)

すでに、史上最高値とその後の安値の38.2%にあたる9555ドル(赤の水平線)を上抜けてきました。

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仮想通貨(暗号資産)週報 1万ドルを目指す展開(6月第3週)

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

時価総額が大きい3つの仮想通貨(暗号資産)の週間レンジを示しています。
始値は日曜東京午前9時、高値・安値は始値から金曜正午までのレンジのため、それ以降日曜午前9時までのレンジは含まれていません。なお、各レートとも特定業者のレートは示さず対ドルでの気配値となっていることにご留意ください。

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

Crypto Index=仮想通貨(暗号資産)インデックスの詳細は、サイト右側にあるメニューのカテゴリ「その他」から「仮想通貨インデックス」をクリックしてご覧ください。
算出の基準日は2017年9月1日です。また「到達確率チャート」も併せてご利用いただけます。

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ 2枚目の画像

チャート(上段から上記表の順番)は、到達確率チャートと同じ1時間足・週7日のチャートです。
上記レンジに含まれていない前週金曜午後~日曜午前9時も表示されています。

今週の振り返りと来週の見通し

今週もドル建てビットコイン(BTC/USD)について、前回執筆時点以降の値動きを振り返りつつ、今後の見通しについて純粋にテクニカルな観点から分析を加えます。

このチャートは、ローソク足の足型をそのままに陰陽の着色のみを平均足と同様とすることで、短期的な方向性(白=上昇、黒=下降)を見やすくした独自チャートとなっています。また、一目均衡表を併せて表示することで上下のチャートポイントもわかりやすく示しました。

*中長期の動きと今週の振り返り(日足)

*中長期の動きと今週の振り返り(日足)

先週同様に今週も力強い上昇を続けています。すでに史上最高値とその後の安値の38.2%にあたる9555ドル(赤の水平線)を上抜けてきました。チャートのパターンとしてはあまりきれいではありませんが、ピンクのラインで示したような拡散型の上昇チャンネルの中での動きと見ることができそうです。

上昇トレンドに変化が出る兆しも見えませんし、ここまでくると当然10000ドルの大台も視野に入れる展開でしょうから、まだしばらくは上値追いを続けやすい流れと言えそうです。
拡大して4時間足チャートを見てみましょう。

*短期的な見通し(4時間足)

*短期的な見通し(4時間足)

上昇ペースが速い点は気になりますが、ここ数週間の動きだけで見るとピンクの平行線で示した上昇チャンネルの中で、今週末から来週にかけて一度は10000ドルの大台(黒の水平線)を試す流れにあると考えざるを得ません。ただ、大台を見た後はある程度利食いも出てくるでしょうから、10000ドルの攻防も含めて、荒っぽい値動きになってくる可能性がありそうです。
また大台トライ後はいったんチャンネルを下抜けする動きに繋がってくるでしょうから、下値もある程度の値幅を考えておく必要がありそうです。来週は9000ドルをサポートに10000ドルの大台をレジスタンスとする流れを見ておきます。

今週の主なトピックス

今週の仮想通貨(暗号資産)関連のニュースの中から、筆者が気になった内容をコメントともに「主なトピックス」として取り上げていきます。今週はこの1週間(前回執筆時以降)で気になったニュースを国内と海外から1本ずつ取り上げます。

取り上げた元記事を確認できるように、ピックアップするソースを日経新聞に絞っています。日経新聞の朝刊と電子版の別と日時を併記してありますので、ご自身の目でお読みいただくと良いと思います。

6月20日(木)電子版 07:17
*海外ニュース
「FRB議長、仮想通貨(暗号資産)リブラに言及」

*筆者コメント
19日FOMC後の記者会見でFBが18日に発表したリブラについて利点もあるがリスクもあると述べました。FBのリブラは法定通貨に連動するステーブルコインであること、またFBの全世界のユーザー数は膨大で4月時点の月間アクティブユーザー数は24億人近くに上ります(次のLINEと比べても化け物級です!)。全員が使わなくても影響力という点では計り知れないものがありそうです。

またカーニー英中銀総裁も20日に「規制当局は通貨や金融安定への影響を慎重に検討する必要」と講演で述べ、主要国中銀からの注目度の高さも群を抜いていると言えるでしょう。先のG20では規制面での議論が進みましたが、今後も想定もしていないようなことが起きる可能性は十分にありそうです。

6月21日(金)朝刊
*国内ニュース
「LINEの仮想通貨(暗号資産)交換登録見通し」

*筆者コメント
LINEが金融庁に申請していた仮想通貨(暗号資産)交換業の登録が近く認められる見通しとのこと。また交換所ではビットコインや独自の仮想通貨(暗号資産)を売買、決済可能としLINEの他のサービスと連携するとのことです。
LINEは既に海外では取引所を運営してきましたが、ユーザーの多くが国内であるため、これまではそれほど大きな影響はありませんでした。しかし、月間アクティブユーザー数1.9億人のうち国内8000万人という人数、そして人気のスタンプ、最近ではLINE payなど多くのサービスを展開してきていることを考えると次の一手は興味深いところです。

今週のコラム「24の倍数とその系列」

訳の分からないタイトルだと思われるかもしれませんが、個人的にテクニカルな値幅観測に加え、W.D.ギャンが利用していた「マスターチャート」による値幅観測を使うことがあります。

マスターチャートというのは、1周が24の同心円状に拡散していく円形の数列表ですが、その中で24の倍数(48、72、96、120、144、・・・)を特に重視します。また、金融商品の価格に応じて、10倍、100倍とすることもありますし、0.1倍とすることもあります。ドル円ですと、0.1倍の2.4の倍数、現在のビットコインでは100倍して2400の倍数といった具合です。

この24の倍数が結構節目となることも多く、現在のビットコインは10000ドルを目指していると考えられますが、9600ドルという価格も重要です。2400ドル刻みですから、10000ドルも誤差のうちと考えることもできますが、短期的には色々な観点でいい水準に入ってきたと言えそうです。

今週のコラム「24の倍数とその系列」

参考までに、週足チャートに2400ドル刻みの水平線(茶色の点線)を追加したチャートです。
節目に見えるか、見えないか、いかがでしょうか。

ディスクレーマー

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