足元の材料と半減期(19/7/12)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅に下落しての推移となっています。

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足元の材料と半減期(19/7/12)

足元の材料と半減期

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:11077.0ドル(-5.94%)
イーサリアム:265.36ドル(-8.56%)
リップル:0.32127ドル(-10.82%)
ビットコインキャッシュ:333.87ドル(-16.27%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅に下落しての推移となっています。リブラの先行きに対する懸念が強まり、仮想通貨(暗号資産)市場全体に売り圧力が意識されています。その他のコインも大幅下落となっており、リップルやビットコインキャッシュなどは10%を超える下落となっています。

さて、急激な下落を見せている仮想通貨(暗号資産)市場ですが、足元で基本的に注目すべき材料はリブラの今後の展開と米国の金融政策といったところではないかと思います。リブラに関しては当局の懸念が強まっており、これまでの期待が一気に剥げ落ちている状況です。個人的には先行きに関してもしばらくはポジティブな動きとはならないのではないかとみている事は以前にも述べた通りです。そして、米国の金融政策に関しては25bpの利下げの可能性は高く、一時意識された50bpの利下げなどといった動きにはならないでしょう。さらに今後の展開としても米雇用統計がしっかりとした結果となったことなどから、急激に利下げ圧力が強まる展開とはなりにくい局面ということができるのではないでしょうか。さらに米消費者物価指数が予想を上回っていることも意識しておくべきでしょう。これらのことを考えると、足元の仮想通貨(暗号資産)市場は売り圧力が強まりやすい局面ということができそうです。

一方、先行きに関して注意しておきたい問題の一つに半減期があります。ビットコインの半減期はまだしばらく先の話ではありますが、後1か月弱で半減期が訪れるとみられているライトコインの創設者であるチャーリー・リー氏がライトコインの半減期により一部マイナーの廃業の可能性やそれに伴う取引承認が少しの間遅くなる可能性がある、と指摘しています。

これまで半減期に向けて価格は上昇する傾向にありました。こうした期待感が買いを誘い、さらに上昇といった展開となっていたことは事実でしょう。しかし、今後もそういった動きが繰り返されるのかは定かではありません。仮に価格が下落、もしくは伸び悩むということになれば、リー氏が指摘したようにマイナーが収益を上げることができずに撤退ということになるでしょう。そうなればハッシュレートの低下やそれに付随して51%攻撃のリスクが高まることへの懸念が台頭するでしょう。現状においてはそういった動きになる可能性は低いのではないかとみていますが、頭の片隅には入れておいたほうが良いのではないかと思います。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線を下抜けたことでバンドの-2σまで下落する可能性が高まっています。価格としては10180ドル前後の水準であり、ここが下値のめどとなりそうです。一方、持ち直した場合はバンドの中心線である11500ドルが意識されることになりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの+2σで抑えられて下落に転じ、目先はバンドの中心線を抜けて下落する動きとなっています。このままバンドの-2σまで下落する可能性が高まっています。バンド幅は縮小傾向で、市場には徐々にエネルギーが蓄積されている格好ですが、現状ではまだ縮小の余地が大きく、レンジ圏での動きが意識される可能性が高いのではないかとみています。つまり、バンドの-2σでは支えられるのではないでしょうか。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは下落基調へと転じており、デットクロスが意識される局面です。売り優勢の流れであり、このまま下値を拡大する可能性が高いでしょう。%Dは現状中立水準を位置していますが、下落の流れを維持する可能性が高く、上値の重い流れとなるのではないでしょうか。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きです。目先はバンド幅の拡大を伴いながらのバンドブレイクとなっており、このまま下値を拡大する可能性はありそうです。ただ、バンド幅はかなり広い状況となっており、バンドウォークを継続するかは不透明です。バンドの+2σの方向感に注意しつつの対応となりそうで、一時的に調整の買い戻しが入る可能性もありそうです。ただ、トレンドそのものは下向きであり、安易な押し目買いはリスクがありそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデットクロスから下落しています。下値圏に入っており、ここから底打ちし、ゴールデンクロスとなるかどうかに注目です。ただ、現状においては下落基調が維持されており、売り圧力が根強く残る状況ということができそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

14000ドル;心理的な節目
12820ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
12000ドル:心理的な節目
11500ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

11080ドル:現在値

10180ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
10000ドル:心理的な節目

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