仮想通貨(暗号資産)米上院の公聴会受けて急落(19/7/17)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅に下落しての推移です。

関連通貨:

仮想通貨(暗号資産)米上院の公聴会受けて急落(19/7/17)

仮想通貨(暗号資産)米上院の公聴会受けて急落

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:9624.7ドル(-10.87%)
イーサリアム:205.02ドル(-11.12%)
リップル:0.30088ドル(-3.74%)
ビットコインキャッシュ:284.19ドル(-10.12%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅に下落しての推移です。下げ幅が10%超となり、対ドルで10000ドルを割り込んでいます。その他のコインも軒並み大幅下落となっています。仮想通貨(暗号資産)市場にかなりの逆風が吹き荒れており、先行きに対する警戒感が強まっています。今回は日本時間17日の深夜1時から下げ幅を急速に拡大する動きとなっていますが、今日はその要因についてみていこうと思います。

今回の下落に関しては、やはり米上院の公聴会においてフェイスブックの仮想通貨(暗号資産)『リブラ』が取り上げられている事が要因と考えられます。米議会において『リブラ』は非常に危険視されており、状況によっては開発にストップがかかる可能性も十分に考えられるでしょう。これに関しては昨日もパウエルFRB議長の発言などに触れましたが、当局は『リブラ』とその背後にあるフェイスブックに対して懸念を抱いており、仮想通貨(暗号資産)業界が期待するような流れにはなっておらず、『リブラ』への期待感で上昇していた相場が逆流する展開となっています。

フェイスブックの子会社である『Calibra』のCEOであるデビット・マーカス氏は公聴会で「もし米国が行動できなかったら、我々と価値観が大きく異なる誰かによってコントロールされる仮想通貨(暗号資産)が生まれる可能性がある」と発言したようですが、これははっきり言ってしまえば悪手だったのではないかと考えています。というのも、前提としてフェイスブックに対する信用がないということが『リブラ』に対する懸念を強めている点を考慮していないと思われます。つまり、価値観が異なる誰かがコントロールする仮想通貨(暗号資産)のほうがまし、となることもあり得るわけです。

例えとしては不適切かもしれませんが、強盗が『我々が盗まなければ、我々と価値観が大きく異なる振り込め詐欺集団がお金を盗む可能性がある』などと言うのに似ている感じがします。これはフェイスブックに対する信頼があれば有効な論理かもしれませんが、プライバシーの問題などでフェイスブックに対する信頼が損なわれている状況においては説得力を持たないのではないでしょうか。

もちろん、様々な角度から反論や説明をしていますが、現状において説得は困難ではないかとみています。そして『リブラ』への期待感から上昇していた相場も先行きにはやや暗雲が立ち込めるのではないかと考えています。さらにビットポイントの流出などネガティブ材料も意識されていることなどを考えると、目先は上値の重い展開となるのではないかとみています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-2σまで再度下落しています。現状はバンドブレイクが意識されており、このままバンドウォークとなった場合は下値が見えにくくなります。9000ドル前後の水準が過去の価格から節目となりそうで、逆に支えられた場合はバンドの中心線である11330ドル前後が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの-2σを意識しての動きです。一時持ち直す動きを見せましたが、バンドの中心線までも戻せずに急落しています。バンドの+2σがじり安となっており、バンドの±2σが下落する流れです。トレンドそのものは下向きですが、バンドブレイクからバンドウォークといった大きな動きにはなりにくいところです。逆にバンドの+2σが上昇に転じた場合はバンドウォークとなって下値を拡大する可能性がありますので、その点は注意が必要です。流れは売り優勢ですので、戻りを待ってから売るのがリスクは少なくなりそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは下落しています。いずれも下値圏に入っており、売りの流れが継続する展開です。このままの水準を維持するかどうかで流れは変わりそうですが、目先は売り優勢の展開ということができそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから押し戻す動きを見せたものの、バンドの中心線で抑えられて下落し、再度バンドの-2σまで下落しています。バンドの±2σは下落基調であり、トレンドそのものが下向きです。目先は-2σまで下落している状況であり、一時的に調整の買いが入る可能性はありますが、上値の重い展開であり、再度下値を拡大する展開となりやすい形です。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデットクロスから下落しています。売りの流れが維持されていますが、%Kが下値圏で下げ渋っており、これが持ち直した場合は一時的に買い戻しの動きが入る可能性はありそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

14000ドル;心理的な節目
12790ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
12000ドル:心理的な節目
11330ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
10000ドル:心理的な節目
9870ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準

9620ドル:現在値

9000ドル:6月中旬に意識された水準
8000ドル:6月上旬に意識された水準

関連記事

ページトップへ戻る