ビットコインロングポジションが急増(19/7/29)

先週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが土曜日に下落し、日曜日に持ち直す動きとなっています。

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ビットコインロングポジションが急増(19/7/29)

ビットコインロングポジションが急増

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:9540.0ドル(+0.51%)
イーサリアム:207.79ドル(+1.40%)
リップル:0.30944ドル(+0.06%)
ビットコインキャッシュ:303.34ドル(-0.13%)

【概況】

先週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが土曜日に下落し、日曜日に持ち直す動きとなっています。ただ、土曜日の下落がやや大きかったことで、上値の重さが意識される局面となっています。その他のコインも全体的には似たような動きが展開されています。

さて、ここ最近は欧州や米国の金融政策の先行きに対する思惑や、『リブラ』の動向に注目が集まっていますが、今日は以前にも何度か触れている海外取引所Bitfinexのビットコイン/ドルの証拠金取引におけるロングとショートの動向についてみていきたいと思います。

現状においてロングとショートの比率は75%:25%前後でロングポジションが積み上がっています。今月の1日にショートポジションが大量に決済され、ロングとショートの割合が逆転し、そのままロングポジションが80%を超える水準まで差がひろがりました。その後は若干修正が入っていますが、依然としてロングポジションが優勢の局面です。

このポジションの動向を細かくみていくと、ショートポジションが1日と11日に大量決済といった動きとなっています。ロングポジションは増減はもちろんあるものの、そこまで急激な動きにはなっていません。そして、この1日と11日をビットコイン/ドルのチャートで見ると、1日は10000ドルに迫る水準まで下落(2日に10000ドル割れ)しており、そこから買い戻されたものの、10日で13000ドルを突破した後、10日・11日で急落する展開となっています。1日のショートポジション急減時はその後に下値を付けて持ち直す動きが、11日のショートポジションの急減時はその前日に高値を付けて急落といったように動きに関しては逆に見えるところではあります。ただ、いずれもショートポジションの急減がそれまでの流れを変える要因となった可能性はありそうです。また、1日にしてもショートポジションの急減ののちに10000ドルを割り込む動きを見せている点は意識しておいたほうが良さそうです。いずれにせよポジションが大きく変化した際、相場の転換となることがあるということは頭に入れておきたいところです。

ロングポジションの割合が増加し、ショートポジションが減少するといった場面では価格は上昇するのではないか、といったように感じるかもしれません。確かにショートポジションの解消に伴う買い注文が価格を押し上げるといった流れは意識すべきでしょう。しかし、ロングポジションの割合の増加は押し目買いによるものである可能性も否定できません。つまり、価格が下落しているからこそロングポジションの割合が増加するといった流れです。また、ショートポジションがかなり減少したことで、これ以上の買い戻しが難しくなっているのも事実です。

そして、問題となりそうなのは押し目買いでロングポジションの割合が増加していた場合、現状の下落基調が強まることで決済を余儀なくされる展開を頭に入れておく必要がありそうです。もちろん、押し目買いから上昇基調を強めるといった展開も十分に考えられるところではありますが、直近の安値を下抜けて9000ドルを割り込んだ場合は決済売り注文が入りやすくなるのではないかとみています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-1σ付近を推移しています。-1σは下落基調であり、ビットコイン/ドルも上値の重い展開です。このままバンドの-2σである8750ドル前後の水準を目指しての動きとなるのではないでしょうか。ただ、直近安値が9000ドルを割らずに持ち直したことを考えると、9000ドルは意識される可能性がありそうです。持ち直した場合はバンドの中心線である10520ドル前後の水準が意識されるのではないでしょうか。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの-1σを意識してのじり安傾向となっています。上値の重い流れであり、このままバンドの-2σまで下落する可能性が高いのではないかとみています。バンドの±2σが下落している局面ですので、トレンドそのものは下向きながら、バンドの-2σをブレイクしてバンドウォークといった動きにはなりにくいのではないかとみています。一時的に支えられ、そしてまた戻り売りに抑えられて下値を拡大といった動きになるのではないでしょうか。

またストキャスティクスを見ると、%Kは底打ちから上昇しています。これが上昇基調を維持することができるかどうかに注目です。一方、%Dは下落基調を継続しています。一時持ち直す動きを見せたものの、再度じり安基調となって下値圏を目指す動きです。このまま下落基調を継続した場合は先行きに対する警戒感が強まりそうですので、%Dの方向感には注意が必要でしょう。

今日は週初ですので、週足分析をやっていきます。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが継続しており、バンドの中心線を目指しての動きです。バンドの±2σは上昇しており、トレンドそのものは上向きです。ただ、調整を入れながらの動きが意識されやすく、このままバンドの中心線まで下落する可能性が高まっています。ただ、そこでは支えられて持ち直すのではないかとみています。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデットクロスから下落の流れが継続しています。このまま売りの流れが意識されそうで、先行きに対する警戒感は強まっています。下値余地も十分にあるため、まだしばらくは上値の重い展開が継続するのではないでしょうか。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

14000ドル;心理的な節目
12280ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
12000ドル:心理的な節目
10520ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
10000ドル:心理的な節目

9540ドル:現在値

9090ドル:7月17日の安値水準
9000ドル:6月中旬に意識された水準
8750ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
8000ドル:6月上旬に意識された水準

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