米FOMC前にビットコインが1万ドル回復(19/8/1)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅に持ち直しての動きです。

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米FOMC前にビットコインが1万ドル回復(19/8/1)

米FOMC前にビットコインが1万ドル回復

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:10020.0ドル(+4.98%)
イーサリアム:214.54ドル(+2.80%)
リップル:0.31719ドル(-0.04%)
ビットコインキャッシュ:324.45ドル(+1.22%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが大幅に持ち直しての動きです。上昇した時間帯を見るとFOMCの前段階で上昇しており、FOMC後はそこまで大きな動きにはなっていません。その他のコインもリップルが小幅に下落していますが、概ね堅調な推移となっています。ビットコインの1万ドル回復が好感されており、買い意欲が強まっています。

さて、昨日FOMCに関しては結果次第では仮想通貨(暗号資産)にも大きな影響があるといったことを書きましたが、結論としては私のほぼ予想通りといったところであり、25bpの利下げと今後の展開に関しては経済データ次第といったところに落ち着いています。トランプ大統領が失望といった発言をしていますが、これも特に驚くに値しない流れです。市場はパウエルFRB議長の中立的な記者会見に動揺して株価が大きく下落するといった反応を示していますが、個人的には議長がそこまで利下げに対して積極的といった感じにも見えませんでしたし、期待しすぎといった点を懸念していたので想定内の動きであったことは事実です。

ただ、仮想通貨(暗号資産)の動きとしては、タカ派的と判断されて上値を抑えられるのではないかとみていただけに違和感を覚えるところではあります。米2年債利回りは上昇していますし、ドルも堅調地合いです。こうした流れが仮想通貨(暗号資産)の上値を抑えるとみていたのですが、その前段階で大きく上昇し、その水準が維持される流れとなっています。これに関しては仮想通貨(暗号資産)にとって利下げが初めての経験だったことで期待感があったといった見方がありそうです。現に利下げが行われた後、底堅い動きが展開されています。それまでの上昇ほどの勢いはありませんでしたが、利下げに対して仮想通貨(暗号資産)市場はプラスで反応しやすいということができそうです。

とはいえ、9月のFOMCでの利下げの機運が盛り上がらないとここまでの動きが逆流する可能性があるだけに注意が必要でしょう。仮想通貨(暗号資産)『リブラ』のローンチが延期、もしくは中止となる可能性をフェイスブック社が示唆したといった報道もあり、先行きの警戒感がさらに強まっています。『リブラ』に関してはこれまでの流れを見ればローンチの延期・中止は十分に考えられるところであり、おそらくは中止される可能性が最も高いとみています。これが最終的に決定されれば期待感が一気に剥げ落ちて売り圧力が強まる展開となるでしょう。FOMCや『リブラ』などはこれまでも何度も書いてきていますし、市場もかなり織り込んでいるものと思われ、そこまで大きな動きにならない可能性もありますが、期待感も依然として残っているだけに、その影響はそれなりのものとなるのではないかとみています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-1σ付近から中心線に向けて上昇しています。中心線で抑えられるか、ブレイクするかで今後の流れが変わりそうです。現状中心線は10170ドル前後の水準であり、ここで抑えられればバンドの-2σである8900ドル前後の水準、ブレイクすればバンドの+2σである11440ドル前後の水準が意識されるでしょう。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの中心線を意識しての動きが展開されています。ここで抑えられるか、ブレイクして上昇するかで流れが大きく変わってきそうです。これまではバンドの中心線で抑えられてきただけに、今回もここで抑えられてバンドの-2σまで下落といった動きになる可能性が高いように思われますが、基調が転換するかどうかに注目でしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはゴールデンクロスからの上昇です。まだ上値余地を残しているため、買い意欲が強まる可能性はありそうです。%Kが上昇基調を維持することができるかどうかが目先のポイントとなりそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σをブレイクしてバンドウォークが展開されています。目先はやや乖離が大きくなったために調整の羽後息が入っていますが、バンドの-2σは依然として下落基調であり、バンド幅の拡大を伴いながらのバンドウォークが継続する可能性は十分に考えられる局面です。逆にバンドの-2σが横ばいから上昇へと転じた場合は調整売り圧力が強まりますので、-2σの方向感に注意しての対応となりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは高値圏での推移です。%Kが天井打ち気配となっていますが、底堅い動きが意識されており、売りの流れは強まっていません。%Dも高値圏での推移であり、底堅い動きが意識されやすい状況です。ただ、%Kが下落基調を強めた場合は一時的に売り圧力が強まる展開が予想されますので、その点は注意しておきたいところです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

12000ドル:心理的な節目
11440ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
10170ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

10020ドル:現在値

10000ドル:心理的な節目
9090ドル:7月17日の安値水準
9000ドル:6月中旬に意識された水準
8900ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
8000ドル:6月上旬に意識された水準

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