仮想通貨(暗号資産)は安全資産の仲間入りを果たしたか?(19/8/9)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落して推移しています。

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仮想通貨(暗号資産)は安全資産の仲間入りを果たしたか?(19/8/9)

仮想通貨(暗号資産)は安全資産の仲間入りを果たしたか?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:11662.0ドル(-2.41%)
イーサリアム:216.98ドル(-3.04%)
リップル:0.30626ドル(-1.54%)
ビットコインキャッシュ:328.06ドル(-3.26%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが下落して推移しています。米国市場で株価が大きく上昇しており、米2年債利回りもしっかりとした動きです。こういった流れがビットコインの上値を抑え、調整の動きが意識された要因かと思われます。その他のコインも全体的に上値の重さが意識される状況です。ただ、ビットコインドミナンスはそこまで大きな動きにはなっていない点は意識しておいたほうが良いかもしれません。

さて、ここ最近の仮想通貨(暗号資産)の動きを見ると、米株と逆相関・米2年債利回りと相関といった展開が意識されているように感じられるところです。この場においてもリスク回避的な動きが強まるとビットコインが上昇しているといった話を何度かしています。リスク回避的な動きが強まる際に買われる資産としては、他に金などが挙げられます。いわゆる安全資産と言われる資産です。こうした動きを眺め、ビットコインが安全資産として機能しているといった主張をする専門家も現れています。

もともとビットコインは『デジタルゴールド』と呼ばれています。それは希少性や劣化しないといった要素などが金と似ていることからです。このように、ビットコインが金と同様に安全資産として意識されるようになるかは今後の展開次第であり、注目を集めることになるでしょう。現にここ最近のビットコイン価格と金価格の相関性は高まっていることは事実です。

ただ、現状においてビットコインが安全資産となりうるか、という点には個人的にはまだ疑問を抱いているところではあります。ビットコインは確かに法定通貨に対する信認が揺らいだ際に代替品として注目を集めた過去があります。世界中で取引されており、基軸通貨のドルとも変換しやすいというメリットもあります。その一方で当局の規制が最終的にどこに落ち着くのかといった問題などを抱えています。

また、ビットコインはその希少性に価値があるといわれており、2100万枚が発行上限とされています。しかし、これに関して発行上限を増やす提案がビットコインの開発者会議で以前になされています。これに関しては今後の議論の展開次第で上限を増やさない可能性もあります。ただ、希少性が失われるということになれば、金と同等にみなすことは出来ないでしょう。

一昔前であれば、安全資産といえば『有事のドル買い』という言葉があるように、基軸通貨であるドルをあげることができました。しかし、現在はそういった動きがないわけではありませんが、かなり限定的なものとなっています。つまり、ドルに対する信認の低下が安全資産としての価値を低減させてしまったわけです。これはビットコインにも同様のことが言えるでしょう。そして、現状においてビットコインはそこまで信頼されているのか、という点で懸念も残るところです。

今のところは安全資産である金と似た動きをしているという点で安全資産として機能しているように見えますが、こういった動きが今後も継続するのかどうかは慎重に見極めていくべきではないでしょうか。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σをバンドウォークしています。ここからバンドウォークを継続した場合は12000ドルや13000ドルが節目として意識されそうです。一方、調整の動きが入った場合はバンドの中心線である10440ドル前後の水準が意識されるのではないでしょうか。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンド+2σを意識してのバンドウォークです。昨日の下落で調整の動きが入るかどうかに注目ですが、バンドの-2σは依然として下落基調であり、バンド幅の拡大基調は継続しています。再度上値を拡大する可能性も十分あるので注意が必要です。バンドの-2σが上昇に転じた場合は調整の動きが意識されるでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは下落基となっています。。%Kの動きがやや荒くなっており、ここからの方向感に注目でしょう。ただ、%Dが下落基調を継続しており、先行きに関しては上値の重さが意識される可能性が高まっているといえそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線で支えられる動きからバンドの+2σを目指して上昇していましたが、+2σには届かずに下落に転じています。バンドの中心線を抜けて-2σを目指す動きです。バンドの±2σはほぼ横ばいとなっており、レンジ圏での動きが意識されやすい形です。しばらくはバンドの中心線を挟んでの流れとなるのではないでしょうか。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが下落基調となっていましたが、ここにきて%Kが持ち直し基調です。このまま上昇基調を維持することができるかどうかに注目が集まります。%Dは下落基調を維持しており、まだ上値の重さが意識されやすいところではありますが、一時的に持ち直す可能性はありそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13000ドル:心理的な節目
12000ドル:心理的な節目
12020ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準

11660ドル:現在値

10440ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
10000ドル:心理的な節目
9090ドル:7月17日の安値水準
9000ドル:6月中旬に意識された水準
8870ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準

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