仮想通貨(暗号資産)週報 「上昇トレンドを継続」(8月第2週)

次のターゲットは78.6%(61.8%の平方根)戻しとなる12916ドルとなってくるでしょう。

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仮想通貨(暗号資産)週報 「上昇トレンドを継続」(8月第2週)

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

時価総額が大きい3つの仮想通貨(暗号資産)の週間レンジを示しています。始値は日曜東京午前9時、高値・安値は始値から金曜正午までのレンジのため、それ以降日曜午前9時までのレンジは含まれていません。なお、各レートとも特定業者のレートは示さず対ドルでの気配値となっていることにご留意ください。

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ

Crypto Index=仮想通貨(暗号資産)インデックスの詳細は、サイト右側にあるメニューのカテゴリ「その他」から「仮想通貨インデックス」をクリックしてご覧ください。
算出の基準日は2017年9月1日です。また「到達確率チャート」も併せてご利用いただけます。

今週の仮想通貨(暗号資産)レンジ 2枚目の画像

チャート(上段から上記表の順番)は、到達確率チャートと同じ1時間足・週7日のチャートです。
上記レンジに含まれていない前週金曜午後~日曜午前9時の間も表示されています。

今週の振り返りと来週の見通し

今週もドル建てビットコイン(BTC/USD)について、前回執筆時点以降の値動きを振り返りつつ、今後の見通しについて純粋にテクニカルな観点から分析を加えます。このチャートは、ローソク足の足型をそのままに陰陽の着色のみを平均足と同様とすることで、短期的な方向性(白=上昇、黒=下降)を見やすくした独自チャートとなっています。また、一目均衡表を併せて表示することで上下のチャートポイントもわかりやすく示しました。

*中長期の動きと今週の振り返り(日足)

*中長期の動きと今週の振り返り(日足)

先週想定した短期的な底打ちは思った以上の買いを誘い、ビットコインは一時12300ドルとターゲットの11000ドルをも上回る動きとなりました。ただ6月高値と7月安値の61.8%戻しが12093ドルとなっていますので、いったん12000ドルは調整を挟みやすい水準でもあります。また次のターゲットは78.6%(61.8%の平方根)戻しとなる12916ドルとなってくるでしょう。
4時間足チャートで拡大して見てみましょう。

*ここからの見通し(4時間足)

*ここからの見通し(4時間足)

日足チャートの各ラインを同じ色で表示してありますが、短期的には急角度ではあるもののピンクの平行線で示した上昇チャンネルの中での動きを続けているようです。現状は61.8%戻しの水準での調整ですが、チャンネルを下抜けなければ次のターゲットとなるのは、ほぼ13000ドルとなります。

一方で下値は7月後半の戻り高値が11000ドル水準(青の水平線)となっていて、同水準を上抜けてから買いが強まっていることを考えると、仮にチャンネルを抜けても11000ドルは支えられやすい水準と考えられます。来週は、この11000ドルをサポートに、次のターゲットに近い13000ドルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

今週の主なトピックス

今週の仮想通貨(暗号資産)関連のニュースの中から、筆者が気になった内容をコメントともに「主なトピックス」として取り上げていきます。今週はこの1週間(前回執筆時以降)で気になったニュースから海外の話題を2本取り上げます。

取り上げた元記事を確認できるように、ピックアップするソースを日経新聞に絞っています。日経新聞の朝刊と電子版の別と日時を併記してありますので、ご自身の目でお読みいただくと良いと思います。

8月7日(水)朝刊
*海外ニュース
「北朝鮮、サイバー攻撃で20億ドル奪取」

*筆者コメント
北朝鮮は経済制裁によって外貨獲得が困難なため、あらゆる分野で制裁逃れの違法な取引を続けていますが、軍部の精鋭クラッカーによるサイバー攻撃で仮想通貨(暗号資産)を不正に取得する活動もそのひとつです。国内の過去の流出事件にも北朝鮮が絡んでいるとのニュースは以前にもありましたが、今回の報告書は国連安保理事会によるものです。

過去3年間の不正に取得した仮想通貨(暗号資産)は20億ドル、17か国、35回にも達しているとのことです。そして、北朝鮮の資金調達においてサイバー攻撃の割合が高まっているとも。仮想通貨(暗号資産)の場合、完全に防ぐことは難しいとはいうものの。流出の不安が、普及へと広がりきらない理由のひとつであることは次の記事からもわかります。

8月8日(木)電子版05:04
*海外ニュース
 「仮想通貨流出、リブラも懸念拭えず」

*筆者コメント
仮想通貨(暗号資産)の流出事件は全てホットウォレット(ネットに接続された資金、接続されない資金はコールドウォレット)からのものです。そして、ホットウォレットに置いておかないと資金の移動ができない一方で、常に流出のリスクがつきまとうというのが現在の状況です。これは、仮想通貨(暗号資産)の場合はブロックチェーンで管理されるのみだからです。一方で、従来の銀行間で行われている資金の移動には各金融機関の厳重なシステムと日銀ネットで監視されています。
ブロックチェーンでの管理は低コストであるというメリットもあるのですが、フェイスブックが計画するリブラも結局は同じ問題を抱えていることに変わりはありません。
ある程度の流出はやむを得ないという意見もありますが、従来型の資金移動でも低コストで便利なものもありますので、サイバー攻撃自体も高度化してくることを考えると、相当に悩ましい問題です。

今週のコラム「続・アルトコインの日足QQE」

先週はビットコインとアルトコインの日足QQEを3つ並べ、ビットコインのQQEは陽転することとなり底堅い動きを当面続けやすそうだという点はその通りになりました。

一方で先に陽転していたリップルはいったん上がったものの失速してもみあい、イーサリアムは4日に遅れて陽転し、こちらもいったんは上がりましたが、上がりきらずに元の水準へと押してきています。

今週のコラム「続・アルトコインの日足QQE」

(上:BTC/USD、中:ETH/USD、下:XRP/USD)

現状のQQEでは上チャートのように3つとも買いシグナル(緑色の陽転状態)となっていますが、明らかにビットコインと残りの2つのアルトコインは動きが異なっていると言えます。

今週のコラム「続・アルトコインの日足QQE」 2枚目の画像

そして、この日足のQQEを来週から到達確率チャートにも表示することとしました。
1時間QQEの下に日足QQEを買い(上向きの水色矢印)と売り(下向きのピンク矢印)で表示します。
上のようなチャート(ビットコインの例)になります。

ディスクレーマー

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