新興市場の動きに反応が薄いビットコイン(8/13)

14時時点の価格を過去24時間の価格と比較するとビットコインは0.2%下落、イーサリアムは1.9%の下落、リップルは1.4%の下落となっています。

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新興市場の動きに反応が薄いビットコイン(8/13)

新興市場の動きに反応が薄いビットコイン

仮想通貨(暗号資産)市場は下落しています。14時時点の価格を過去24時間の価格と比較するとビットコインは0.2%下落、イーサリアムは1.9%の下落、リップルは1.4%の下落となっています。

最近は各国の中央銀行で緩和競争をおこなっており、金利の動きが法定通貨の値動きの材料となっています。もちろん金利の動きは金融市場が一番注目している材料なのですが、材料として皆、少し飽きているのかもしれません。

昨日、大きく動いたのはアルゼンチンのマーケットです。アルゼンチンの大統領予備選挙が行われ、現職のマクリ大統領が野党候補のフェルナンデス元首相に大差を付けられて2位との結果でした。マクリ大統領の政策は市場寄りの政策だったために、この結果を嫌気してアルゼンチンの株式ETFは22%下落、アルゼンチンペソは一時1ドル=53ペソと15%安となりました。アルゼンチンの動きは新興市場全般に広がり、新興市場売りが広まっています。アルゼンチンはデフォルト(債務不履行)の常連国ですが、現職の大統領が市場寄りの政策を行っていた為に、最近は落ち着いていました。しかし今回の結果をうけて、またデフォルトの懸念が出てきています。

また香港のデモは本日も続いており、米中貿易摩擦と絡めて市場にとってはネガティブな材料が多くでています。本日も人民元の基準値は元安方向へ設定されましたが、株価、ドル円などの動きに大きな影響は与えませんでした。

以前も書きましたが、新興市場で通貨危機が起こると資本逃避が起こります。通貨危機などが起こる場合、ビットコインなどの仮想通貨(暗号資産)が代替的に購入される可能性は十分にあります。最近は、人民元が下落していたときに、ビットコインが上昇するといった連動性がありました。
しかし今回はアルゼンチン、香港デモ、人民元の継続的な元安という材料に対して、ビットコインはむしろ小幅に下落とあまり影響を受けていません。

伝統的な金融市場も含めて、市場は必ずしも教科書通りの動きをするとは限りません。その時々の需給によって、動きが異なってくる事があります。また伝統的な金融市場は企業の決算、機関投資家の売買、仲値などの値決めなどが需給に影響を与える材料となり相場が変動する場合があります。これらが複雑に絡み合って市場を形成するわけです。今回は影響は少なかったですが、最近の動きから見れば仮想通貨(暗号資産)、少なくともビットコインは伝統的な金融市場に対して以前よりも影響が大きくなっていると思われます。今後ビットコインの市場が大きくなっていくと、この傾向はますます大きくなっていくでしょう。

新興市場の動きに反応が薄いビットコイン

【BTC/JPYのテクニカル分析】
チャートはBTC/JPYの時間足と一目均衡表とMACDです。
連休中は125万円付近から下落し11日には一時117.8万円まで下落しました。その後は戻りが1,221,400円となり120万円をはさんだ狭いレンジで推移しています。一目均衡表の雲の上限が122万円付近に位置しており、ここが上抜け出来ないと再度直近安値の117万円台を試しに行くものと思われます。
117万円台は短期的には重要なサポートとなっており、ここを下抜けしてしまうと112万円付近への下落リスクがあると思われます。

時間足ベース
1,495,000 直近高値
1,221,400 昨日高値
1,206,800 本日高値
1,219,000 一目雲の上限
1,203,400 一目雲の下限
1,201,300 一目転換線
1,198,400 現在値
1,195,500 一目基準線
1,178,000 11日安値
995,000 7月29日安値
981,000 7月17日安値

日足ベース
1,495,000 直近高値
134万円付近 2017年12月高値231万円付近~2019年1月安値365,000円の50%戻し
1,238,000 一目転換線
1,221,900 一目雲の上限
1,212,600 5日移動平均線
1,198,400 現在値
1,161,500 60日移動平均線
1,151,300 一目雲の下限
1,151,000 20日移動平均線
1,150,500 一目基準線
995,000 7月28日安値
981,000 7月17日安値
820,000 6月10日安値
743,500 5月17日安値
617,000 5月6日安値

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