通貨の避難先としてのビットコイン(19/8/16)

9時時点の価格を過去24時間の価格と比較するとビットコインは3%、イーサリアムは0.4%、リップルは0.4%の上昇となっています。

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通貨の避難先としてのビットコイン(19/8/16)

通貨の避難先としてのビットコイン

仮想通貨(暗号資産)市場は小幅に上昇しています。9時時点の価格を過去24時間の価格と比較するとビットコインは3%、イーサリアムは0.4%、リップルは0.4%の上昇となっています。

13日にも書きましたがアルゼンチンでは大統領予備選挙の結果を受けて通貨危機、株価の暴落が起こりました。市場寄りの政策を行っていたマクリ大統領が野党候補のフェルナンデス氏に敗北し2位になったことで本選での当選が危うくなっています。これを受けてデフォルトのリスクが懸念され、通貨アルゼンチンペソは1ドル=42ペソから62ペソに50%近く暴落、株価指数のメルバル指数も44,000から27,500ポイントに下落しました。
ビットコインは520,000ペソから700,000ペソ付近まで上昇し、1日で35%ほど上昇しました。(価格はアルゼンチンの仮想通貨取引所Buenbitを参照)
ビットコインペソは4月ごろには150,000ペソほどでしたから、4.6倍ほど上昇し特に8月に入り425,000ペソから上昇していました。

通貨危機が起こると富裕層などは資金を通貨ペソからドルなどの交換しようとします。やはり基軸通貨であるドルへの交換が流動性や利便性から見てどの国でも一番よいのでしょう。また、国境を越えた資金の貸借はドルベースが多いので、ドル資金の借り手もドルを調達しようとします。例えばアルゼンチンの企業がドルで借金をしていれば(デフォルトの常連国のアルゼンチンのドルの借り入れは限定的だと思われますが)、借入額はドルベースですからペソがドルに対して50%下落すれば、ペソベースでの返済額は1.5倍になってしまうので、それを回避するために通貨が暴落するときは資金の借り手はドルを調達しようとします。
ですから通貨危機の場合の通貨の暴落は投機だけではなく、資本流出や借入金の返済額の増加をヘッジするための需要が殺到します。
ただ富裕層が資金をペソから他の資金に移すだけであればどの通貨(ペソに対して強くなる通貨であれば)でもよいので、そのひとつの選択肢としてビットコインなどが選択された可能性はあります。

またアルゼンチンに限らず高インフレの国の通貨は自国通貨が加速的に下落しますから、このような国の通貨も避難先としてまずはドル、あとはユーロや円といった流動性のある通貨、またはビットコインなどが選択される可能性はあります。
ビットコインは流動性という意味ではドルなどに劣りますが、避難先としての機能をこのような国々の通貨に対しては十分果たしているといえるでしょう。

【BTC/JPYのテクニカル分析】

【BTC/JPYのテクニカル分析】

チャートはBTC/JPYの時間足と一目均衡表とMACDです。
昨日1,005,000円まで下落したビットコインは節目の100万円をサポートし1,109,500円付近まで反発し1,097,000円付近で推移しています。
節目の100万円はサポートされましたが、1,104,800円付近に一目均衡表の雲の下限があり、ここが短期的なレジスタンスになっています。ここを上抜け出来なければ100~111万円のレンジ、上抜けできれば一目均衡表の雲の上限である1,136,800円付近がターゲットになるものと思われます。

時間足ベース
1,495,000 直近高値
1,206,800 13日高値
1,136,800 一目雲の上限
1,104,800 一目雲の下限
1,097,000 現在値
1,084,800 一目転換線
1,057,300 一目基準線
1,005000 15日安値
995,000 7月29日安値
981,000 7月17日安値

日足ベース
1,495,000 直近高値
134万円付近 2017年12月高値231万円付近~2019年1月安値365,000円の50%戻し
1,185,000 一目雲の上限
1,166,000 60日移動平均線
1,153,000 20日移動平均線
1,151,300 一目雲の下限
1,150,600 一目基準線
1,122,800 5日移動平均線
1,097,000 現在値
995,000 7月28日安値
981,000 7月17日安値
820,000 6月10日安値
743,500 5月17日安値
617,000 5月6日安値

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