Bakktのビットコイン先物と地合い(19/8/20)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移です。

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Bakktのビットコイン先物と地合い(19/8/20)

Bakktのビットコイン先物と地合い

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:10732.0ドル(+3.45%)
イーサリアム:198.55ドル(+1.86%)
リップル:0.27777ドル(-2.81%)
ビットコインキャッシュ:320.72ドル(+0.43%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが上昇しての推移です。東京株式市場引け後から上げ幅を拡大する展開となっています。昨日は日欧米と株式市場が軒並み上昇しており、奇しくも昨日のダウとの相関分析で指摘した『正の相関』の動きだったといえるでしょう。とはいえ、今回の上昇に関しては後述しますが、Bakktの動きに欧州勢が反応した可能性もあり、今後の展開は慎重に見極めるべきでしょう。その他のコインはリップルがマイナス圏での推移となる一方、イーサリアムなどは上昇しています。ただ、ビットコインの上昇には届かず、ビットコイン主導の展開が継続している状況です。この流れはBakktの動きがビットコインに関してはポジティブ材料だったものの、その他のコインにおいては特に材料視されなかったということかと思われます。

さて、前述しましたがBakktに動きがありました。『Bakktがビットコイン先物と関連するカストディサービスを9月23日に立ち上げる』といった発表がなされています。これは17日に発表されており、瞬間的には上昇したものの、上値は重く押し戻される動きを見せています。これに関しては、発表が土曜日だったため、手控えムードが意識された可能性などはありそうです。仮想通貨(暗号資産)市場は土日も動いていますが、投資家サイドが様子を見たのかもしれません。また、景気の先行きに対する思惑や、世界的な金融政策の動向などの不透明感が高まる中で、ポジションを傾けにくいといった考えがあったのかもしれません。

ビットコイン先物に関しては、米規制当局が適格なカストディアンとして承認するかどうかに注目が集まっていましたが、Bakktのケリー・レフラーCEOは米商品先物取引委員会から承認を受けたと述べています。となると、Bakktのビットコイン先物に関しては問題なくスタートするものと思われます。期待感が高まり、ビットコインに対する投資意欲が高まることも予想されます。

とはいえ、ビットコインETFが延期されている状況下で、機関投資家が本格的に参入する下地が整っているのか、という点には依然として懸念が残ります。今月15日の『リスク回避的な動きにビットコインも急落』の中でも書きましたが、10月18日が最終決定日であり、そこまでは積極的には動きにくい状況にあることもまた事実です。

つまり、今回の材料は確かに仮想通貨(暗号資産)市場にとってはポジティブ材料ではあるものの、現状の地合いが様子見ムードが強く意識される局面にあり、それが動きを抑制しているということになるのではないでしょうか。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの-1σ付近を意識しての動きから持ち直し、バンドの中心線を目指す流れとなっています。底堅い動きではあるものの、バンドの中心線である10960ドル前後の水準とバンドの-2σである9650ドル前後の水準で挟まれたレンジが意識されている局面と言えそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの-1σで支えられて持ち直す動きが展開されています。バンドの中心線を目指して上昇しており、中心線までは持ち直す可能性が高そうです。問題としてはバンドの中心線をブレイクすることができるかどうかといったところですが、中心線では抑えられるのではないかとみています。バンド幅は縮小傾向であり、大きな動きにはなりにくいところです。一度はバンドの-2σまで下落する可能性が高いとみています。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dは持ち直し基調となっています。ゴールデンクロスが意識されており、このまま上昇基調を継続することができるかどうかに注目が集まりそうです。上値余地はまだ十分にあるので目先は買い優勢の流れで、まずはバンドの中心線まで上昇といった動きになるのではないかとみています。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから下落して中心線に到達し、そこで支えられて上昇してバンドの+2σをブレイクといった動きとなっています。ただ、そこからバンドウォークといった展開にはならずに横ばいで推移しています。バンドの下限が下落基調から上昇へと転じ、その後横ばいとなったことで、バンドウォークにはなりにくい状況となっています。ここからのバンドの-2σの方向感は重要ですが、再度上昇となっていくのではないかとみています。となると、トレンドそのものは上向きながらもバンドブレイクからバンドウォークといった動きにはなりにくいのではないかとみています。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは高値圏での推移ですが、天井打ちから下落しています。%Kは一時的に持ち直す場面もありますが、このまま下落の流れが継続すれば売り圧力が強まる可能性が高まりそうです。高値圏から転落するような動きとなった場合はバンドの中心線を目指して下落といった動きになりやすいでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13000ドル:心理的な節目
12280ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
12000ドル:心理的な節目
10960ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

10730ドル:現在値

10000ドル:心理的な節目
9650ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
9090ドル:7月17日の安値水準
9000ドル:6月中旬に意識された水準

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