キャッシュレス社会とビットコイン
仮想通貨(暗号資産)市場はまちまちの動きになっています。15時時点の価格を過去24時間の価格と比較するとビットコインは4%の上昇、イーサリアムは2%の上昇、リップルは2.9%の下落となっています。
日経新聞は8月19日、仮想通貨(暗号資産)交換業大手のビットフライヤーはTポイントをビットコインに交換できるサービスを開始すると報道しました。Tポイントは約7000万人の利用者がいるといわれています。100ポイントで85円相当のビットコインと交換ができ、加盟店でビットコインを決済に利用するとTポイントがたまるとの事です。
このサービスに2つのポイントで注目しました。
まずはポイントサービスです。キャッシュレスを進めるなかで、ポイント経済圏もキャッシュレス経済を担う主要なプレーヤーだと思われます。そのポイントがビットコインと結びつくことは、キャッシュレスとビットコインを結びつける道筋が出来たと考えられるのです。ビットコインを実際の決済に使う機会がなくても、ポイントと繋がることで実体経済と結びつけば実需としての要素が広がることができます。まだ小さなスタートですが、ビットコインのプレゼンスを上昇させると思います。
もうひとつはTポイントを経由してビットコインが入手できることは、これまでビットコイン投資を行っていなかった層を取り込める機会なる点です。たとえ小口であっても投資家層が広がることは長い目で見ればビットコインのサポート材料になるものと思われます。
【BTC/JPYのテクニカル分析】
チャートはBTC/JPYの時間足と一目均衡表とMACDです。
昨日はレジスタンスになっていた112万円付近を上抜けして114.7万円付近で揉み合いましたが、一時116.79万円まで上昇後に114.78万円付近で推移しています。
112万円を上ぬけしたことで、このレベルが短期的なサポート、下落前の11日の安値1,178,000円付近をレジスタンスにしたレンジになりそうです。
【テクニカルポイント】
時間足ベース
1,495,000 直近高値
1,121,000 17日高値
1,154,700 一目転換線
1,147,000 現在値
1,134,900 一目基準線
1,098,200一目雲の上限
1,090,800 一目雲の下限
1,064,000 18日安値
1,005000 15日安値
995,000 7月29日安値
981,000 7月17日安値
日足ベース
1,495,000 直近高値
134万円付近 2017年12月高値231万円付近~2019年1月安値365,000円の50%戻し
1,172,500 60日移動平均線
1,167,600 20日移動平均線
1,151,300 一目雲の上限
1,150,600 一目基準線
1,147,700 一目雲の下限
1,147,000 現在値
1.119,900 5日移動平均線
1,112,000 一目転換線
995,000 7月28日安値
981,000 7月17日安値
820,000 6月10日安値
743,500 5月17日安値
617,000 5月6日安値
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