仮想通貨ETF承認で情報が錯綜(7/25朝)

昨日の仮想通貨取引はビットコインが上昇し、出遅れていたイーサリアムなども上値を拡大しています。

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仮想通貨ETF承認で情報が錯綜(7/25朝)

ETF承認で情報が錯綜

主要仮想通貨価格(日本時間6時)

ビットコイン:8227.8ドル(+6.26%)
イーサリアム:473.14ドル(+5.10%)
リップル:0.45266ドル(+1.84%)
ビットコインキャッシュ:851.45ドル(+7.09%)

【概況】

昨日の仮想通貨取引はビットコインが上昇し、出遅れていたイーサリアムなども上値を拡大しています。ビットコインは8000ドルを超えて上昇しており、ビットコインキャッシュも800ドルを突破しています。特段大きな材料があったわけではありませんが、ETFに対する期待感や重要な節目を超えてきたことを眺めたテクニカル的な買いが入っています。

昨日の文章において、ETFの承認はほぼ確実といった話をしました。最短で8月10日で、延期の場合は9月24日となっています。それより前の発表などがあるかどうかは現状では不明ですが、今回は承認の可能性が高いと期待されているだけに注目されています。

そうした中で昨日、ETFの承認が延期されるといったうわさが広がりました。実際のところは別のETF承認が延期されただけで、今回注目されているETFの承認に関しては延期されていない模様です。しかし、こういったうわさが独り歩きして相場を乱高下させる可能性は十分にあるだけに、注意すべきでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは、日足ではボリンジャーバンドの+2σを意識しての動きです。現状の水準は8000ドルを突破しており、過去の価格では8600ドル前後の水準が意識されそうですが、それよりも心理的な節目となりそうな9000ドルや10000ドルが意識される形となってきています。特に10000ドルは過去の水準からも注目されやすい価格となっています。一方、ここから調整の動きが入るとすればバンドの中心線である6900ドル前後の水準かと思われます。ただ、バンドの中心線は上昇基調となっており、7000ドル前後が下値のポイントになりそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの+2σを意識しての動きです。バンドの-2σは下落しており、バンド幅は拡大基調を継続しています。バンド幅はかなり拡大しており、一時的に調整の動きが入ってもおかしくはありません。その意味で、バンドの-2σの方向感は注意しておく必要がありそうです。仮にバンドの-2σが下落を継続すれば上値を拡大、-2σが上昇に転じれば一時的に調整の動きを意識しておきたいところです。

また、ストキャスティクスを見ると、高値圏での動きが継続しています。デットクロスから下落といった動きになるまでは調整の動きを意識すべきではないでしょう。調整となればある程度の下値は見込める形ですので、焦っての対応する必要はないとみています。

一方でビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を抜ける動きを見せています。現状で抜けていますが、週足が確定していないためトレンドが転換したと判断するには少し早いところではあります。ただ、トレンドが転換する可能性が高まっており、このまま上昇する可能性も十分にあるでしょう。転換となれば、バンドの+2σである9700ドルが視野に入るでしょう。

ストキャスティクスで見るとゴールデンクロスからの上昇であり、さらに上値余地を残しています。買いの流れが強まりそうで、先行きに対する期待感が強まっています。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

10000ドル:心理的な節目
9700ドル:ボリンジャーバンド週足の+2σ水準
9000ドル:心理的な節目
8600ドル:5月中旬の高値水準

8230ドル:現在値

8000ドル:5月中旬の安値水準・心理的な節目
7800ドル:6月上旬の高値水準
7630ドル:ボリンジャーバンド週足の中心線
7000ドル:心理的な節目
6820ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
6800ドル:7月上旬の高値水準
6000ドル:2/6の安値水準・心理的な節目

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