仮想通貨の保管業務
先日は米国のカストディアンサービスについて書きましたが、アジアでも仮想通貨のカストディアン業務を始める会社がでてきました。香港の新聞のサウスチャイナ・モーニングポストが22日に報じたところによると、フサン・インベストメント・オフィスは香港でカストディアンの業務を行うようです。
フサン・ボルトという名前で投資家のデジタル資産を保管するとともに監査も行うと報じています。
先日書いた仮想通貨取引所のコインベースも機関投資家向けにカストディアンサービスを開始しています。コインベースはSECに準拠したFINRA(金融取引業規制機構)のメンバーであるETC(エレクトリック・トランザクション・クリアリング)社が運営しています。
フサン・インベストメントも香港の証券先物委員会からライセンスを受けています。
このように世界的にカストディアンサービスが開始されることにより、仮想通貨の管理が容易になれば機関投資家の参入が促される可能性があります。
チャートはBTC/JPYの日足です。
17日に80万円台の節目を突破した後は81~85万円台でもみ合っていましたが。86.5万円(5月5日の高値108.4万円~6月24日の安値64.6万円のフィボナッチ・リトレースメント50%戻し)91.7万円(108.4万円~64.6万円のフィボナッチ・リトレースメント61.8%戻し)を上抜けして94万円付近まで上昇しています。
短期的にはブレークする前のレジスタンスレベルである86万円付近がサポートとなり上値を伺う動きになるものと思われます。
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