ロビイストの暗躍?(19/9/9)

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが土曜日に上昇し、日曜日に下落するといった動きとなっています。

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 ロビイストの暗躍?(19/9/9)

ロビイストの暗躍?

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:10359.0ドル(-1.64%)
イーサリアム:179.58ドル(+0.50%)
リップル:0.25965ドル(-0.30%)
ビットコインキャッシュ:303.80ドル(+1.44%)

【概況】

週末の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが土曜日に上昇し、日曜日に下落するといった動きとなっています。行ってこいの動きで大きな動きではなく、方向感は見えにくい展開です。その他のコインも全体的には様子見ムードといったところでしょう。米国の雇用統計を受け、市場は一時的にリスク回避的な動きが意識されたものの、その後は持ち直す動きを見せています。ビットコインがやや上値の重い展開となったのはそのあたりが関係している可能性はありそうです。

さて、フェイスブックがリブラ推進のためにロビイストを雇用した、というニュースが入っています。ロビイストとはロビー活動を行って政策に影響を及ぼすことを目的としている人物・集団のことを指しますが、アメリカなどでは登録が義務付けられています。

フェイスブックは先日の米議会の公聴会での『リブラ』に対する逆風に対抗すべく動き出しています。現状では『リブラ』が承認される可能性は低く、開発がストップする可能性も高まっています。フェイスブックとしてはそういった事態の回避に向けてロビイング活動を活発化させているということになるでしょう。

こういった活動によってこれまでの流れが覆る可能性は0ではありません。こういった活動を継続し、懸念を解消することができれば『リブラ』が承認される可能性もないわけではないでしょう。しかし、個人的にはこういった活動を行っても以前から何度も指摘していますが、『リブラ』はフェイスブックの下では陽の目を見ないのではないかと考えています。理由に関しても何度も述べていますが、フェイスブックに対する懸念であり、『リブラ』そのものに対する懸念ではないところです。

アメリカは仮想通貨(暗号資産)に対して、一概に否定的な見方をしているというわけではなさそうです。新たな技術として注目しているのは間違いなさそうです。しかし、それを一企業が、しかもユーザーの個人データを不正に流出させたことのある企業が発行するというのは看過できないという話です。この一点がある限り、フェイスブックが『リブラ』を発行することは不可能といえるでしょう。公聴会において、フェイスブックサイドは『リブラ』がいかに優れているかを述べたようですが、問題はそこではないのです。

グーグルやアマゾンなどのIT企業が今後、抱えている多くのユーザーをバックに仮想通貨(暗号資産)を発行しようとする動きが出るかもしれませんが、今回の教訓を活かしてうまくやらない限り、開発の中止などの追い込まれる可能性が高いのではないでしょうか。非中央集権的なビットコインとの違いはやはり大きいといわざるを得ないでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの+2σを目指す動きでしたが、現状はバンドの中心線を意識しての動きが展開されています。バンド幅が縮小傾向であり、方向感の見えにくい流れです。しばらくは動きにくい展開となるのではないでしょうか。バンドの+2σである10920ドル前後、中心線である10200ドル前後、そして10000ドル前後と-2σである9470ドル前後が節目として意識されるのではないでしょうか。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの中心線を意識しての動きです。バンドの+2σから下落してきており、中心線で支えられるかどうかがポイントとなりそうです。バンド幅は縮小傾向であり、バンドの-2σまで下落してもおかしくはありませんが、まだ大きな方向感は見えにくいところです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデットクロスからの下落となっており、売り圧力が強まりやすい状況です。下値余地も残っているため、このまま売り圧力が強まる可能性があるでしょう。%Kは一時的に持ち直した場面もありましたが、再度下落の勢いが強まっています。これが下落基調を維持するのかどうかが目先のポイントとなりそうです。

今日は週初ですので、週足分析を行ってみようと思います。

ビットコインの週足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから調整の動きが入り、上下動を繰り返しながらもバンドの中心線まで下落する動きとなっています。ここで支えられるかどうかが非常に大きく、ここで支えられなかった場合はバンドの-2σまで下値を拡大する可能性も出てくるだけに注意が必要です。バンド幅は縮小傾向を強めており、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。バンドの±2σでの動きには注意が必要ですが、目先はバンドの中心線を意識しての動きであり、大きな動きにはなりにくいでしょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが下落基調といったところです。一時的な持ち直しなどは見られており、現状は%Dがじり高となっています。ここから上昇基調を維持するのかどうかは重要なところであり、仮に上昇基調が維持されればバンドの中心線で支えられてバンドの+2σまで上昇といった動きが展開されるでしょう。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13000ドル:心理的な節目
12000ドル:心理的な節目
10920ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準

10360ドル:現在値

10200ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
10000ドル:心理的な節目
9470ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
9090ドル:7月17日の安値水準

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