ベネズエラのビットコイン取引高(19/9/12)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移です。

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ベネズエラのビットコイン取引高(19/9/12)

ベネズエラのビットコイン取引高

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:10115.0ドル(-0.11%)
イーサリアム:177.12ドル(-0.78%)
リップル:0.25249ドル(-1.31%)
ビットコインキャッシュ:296.93ドル(-2.01%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移です。その他のコインも軟調地合いです。ただ、手掛かり材料難の中、大きな動きにはなっていません。様子見ムードが意識される中、リスク志向の動きの強まりと、それに伴う米国債利回りの上昇などが上値を抑える展開となっています。

さて、ビットコインの取引量に関する週間のデータをコインダンスが発表していますが、ベネズエラがここ最近急激に取引量を増やしていることが伺えます。これに関しては経済的な問題が大きく、ハイパーインフレなどが要因とみられています。インフレによる貨幣の減価に対応するためにビットコインを求める動きが出ているものと思われます。

ベネズエラのビットコインの週間の取引量は今年の頭、50億ボリバル・ソベラノだったにもかかわらず、現在の取引量は1200億ボリバル・ソベラノとなっており、20倍以上の取引となっています。これだけ見るとベネズエラにおけるビットコインの取引量の増大が伺えるところです。

これをもってビットコインの広がりを指摘する声もあります。確かに、自国通貨に対する信認の低下がビットコインへと資金を動かす動きを加速させるということは起こり得ることでしょう。しかし、これをもってビットコイン価格が上昇といった展開にはならないことに注意が必要です。

現状でもハイパーインフレが進行しているといわれるベネズエラの通貨の価値は激減しています。1200億ボリバル・ソベラノはおおよそ600ビットコインにすぎません。今年から取引量が20倍になったといっても仮想通貨(暗号資産)市場に与える影響は軽微と言わざるを得ません。

以前から指摘しているように、法定通貨に対する信認の低下は仮想通貨(暗号資産)へと資金を移動させる誘因となり得ます。しかし、日本や米国、欧州や中国などといった世界経済に影響力の大きい国や地域の通貨でなければ仮想通貨(暗号資産)市場に大きなインパクトを与えることはできないでしょう。はっきりと言ってしまえば、現状のベネズエラでビットコインが流行しようがしまいが、ビットコインの価格に影響はほぼないといって差し支えないでしょう。

そういった観点から、個人的には韓国のビットコインの取引量には注目しているところです。8月23日の『GSOMIA破棄がもたらす影響は?』でも書きましたが、韓国経済の先行きには不透明感が強まっています。そして、こうした状況を受けてかビットコインの取引量もここにきて徐々に伸びてきています。経済規模としては比較的大きいため、韓国でのビットコインの取引量が急増ということになれば影響はそれなりにあるのではないかとみています。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線を下抜ける動きです。10000ドルを挟んでの動きであり、ここを大きく下抜けるようだと警戒感が強まります。10000ドルはこれまでも意識されてきた水準ですので注意したいところです。バンドの±2σは横ばいですので、レンジ圏での動きが意識されやすく、+2σの10860ドル前後の水準と-2σである9490ドル前後の水準が節目として意識されるでしょう。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの+2σから下落し、中心線を意識しての動きです。ここで支えられるかがポイントとなりそうです。目先は抜けていますが、ここから持ち直すこともあるので注意は必要です。押し戻した場合はバンドの+2σを目指して持ち直すでしょう。ただ、上値の重さが意識されている状況であり、このままバンドの-2σまで下落する可能性が高いのではないかとみています。バンドの±2σが横ばいとなっており、レンジ圏での動きが意識されやすい局面です。バンド幅は比較的狭く、バンドブレイクからバンドウォークといった動きとなってもおかしくないところですので、バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデットクロスからの下落しています。%Kの下落の勢いは落ちていますが、まだ売りの流れは継続されているように見えるところです。%Dが持ち直す動きを見せない限りは下値を拡大しやすい格好であり、まだ売り優勢の局面ということができそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σを意識しての動きから目先は持ち直しての動きです。バンドの中心線を目指す流れであり、目先は押し目買い優勢となっています。ただ、バンドの±2σが下落基調であり、トレンドそのものは下向きです。一時的に押し戻す場面はあっても戻り売り圧力に上値を抑えられ、中長期的には下値を拡大する展開となりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dが上昇基調となっています。ゴールデンクロスからの上昇であり、目先は買い優勢の流れです。上値余地も残っているため、しばらくは買われやすい地合いということができるのではないでしょうか。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13000ドル:心理的な節目
12000ドル:心理的な節目
10860ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
10170ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

10120ドル:現在値

10000ドル:心理的な節目
9490ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
9090ドル:7月17日の安値水準
9000ドル:6月中旬に意識された水準

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