利下げ、即ビットコイン買いではない(19/9/18)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落する一方、その他のコインは大きく上昇しての推移です。

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利下げ、即ビットコイン買いではない(19/9/18)

利下げ、即ビットコイン買いではない

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:10270.0ドル(-0.55%)
イーサリアム:213.02ドル(+6.87%)
リップル:0.29362ドル(+11.14%)
ビットコインキャッシュ:325.77ドル(+6.22%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落する一方、その他のコインは大きく上昇しての推移です。高水準での推移となっているビットコインドミナンスにも調整の動きが意識されており、現状は70%を割り込んでの動きが維持されています。アルトコインの割安感が意識され、ビットコインからアルトコインへと資金が移動している可能性があります。先日、フランスの財務相が「仮想通貨(暗号資産)間のトレードには税金をかけない」といった発言をしており、これが世界的な流れとなるのであれば、仮想通貨(暗号資産)間の取引は増加していくものと思われます。こういった動きが多少影響しているのかもしれません。

さて、米国のFOMCが日本時間の19日3時に政策金利を発表しますが、これがどういった影響を与えるかを考えてみましょう。

まず、市場の予想としては25bpの利下げが予想されています。トランプ大統領は大幅利下げを求めているようですが、そういった可能性は低いでしょう。中東の地政学的リスクが高まっているとはいえ、米株は堅調地合いを維持しています。

米経済指標は確かにまだら模様ではありますが、積極的に利下げに動くほどか、と言われればそういったものでもないでしょう。ただ、市場がほぼ100%利下げを織り込む中で現状維持という決断をする可能性も極めて低く、25bpでサプライズなしといった流れとなるのではないでしょうか。

前回7月31日の利下げに関しても市場予想は25bpの利下げであり、実際25bpの利下げが行われました。その時のビットコインの動きとしては下落基調から反転上昇へと向けて動いたということができるでしょう。具体的には7月20日ころから下落基調が強まり、7月28日に底を付け、しばらくもみ合ったものの31日から上昇基調を強めるといった展開です。この流れが意識されるのであれば、今回もFOMCが転機となって持ち直すといった動きとなる可能性は十分にあるでしょう。

しかし、6月のFOMCにおいては政策金利は現状維持となったものの、上昇の流れが維持されるといった展開となっています。これが何を意味するのかというと、実際問題として金融政策の決定そのものはビットコインの価格には大きな影響を与えない可能性があるということです。

それでは、なにが価格に影響を及ぼすのかというと、先行きの金融政策ということになるでしょう。今回のFOMC後にパウエルFRB議長が会見を行います。FOMCと記者会見の中で次回の金融政策に対する思惑がどういった方向となるのかが注目です。つまり、次回のFOMC(10月29-30日)でさらに追加の利下げを行うかどうかといったところが注目を集め、それがビットコインの価格に大きな影響を与えるということになるでしょう。

もちろん、今回のFOMCでサプライズがあれば話は全く変わってきますが、仮に市場予想通りの利下げとなって一時的に買われる動きがあったとしても、前回のようにビットコインが継続して上昇基調を強めるといった動きになるかどうかはその後のパウエルFRB議長の発言なども見極めた上で冷静に対処すべきでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線を挟んでの動きであり、目先はじり安基調です。大きな動きにはなっておらず、方向感の見えにくい状況です。バンドの±2σはほぼ横ばいであり、レンジ圏での動きが意識されやすい局面です。しばらくは様子見ムードが強まりそうで、バンドの+2σである10890ドル前後、中心線である10230ドル前後、-2σである9570ドル前後の水準が意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの中心線を挟んでの動きであり、目先はじり安基調です。バンドの中心線で支えられるかどうかが目先のポイントとなりそうです。支えられればバンドの+2σを、抜ければ-2σを目指す動きとなりそうです。現状はまだレンジ圏での動きが意識されているので、様子見ムードが維持されそうです。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデットクロスからの下落であり、売り優勢の局面が続いています。下値余地はまだ残っており、しばらくは売りの流れが継続する展開が視野に入ります。%Kの下落の勢いが落ちているので、これの方向感には注意を払っておきたいところでしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの-2σから持ち直し、バンドの中心線まで上昇したものの、そこで抑えられる動きが展開されています。バンドの中心線と-2σで挟まれたレンジを動いており、上値の重さが意識されています。バンド幅は緩やかに縮小傾向であり、市場には徐々にエネルギーが蓄積されていくものと思われます。ただ、目先はバンドの中心線まで押し戻す動きであり、方向感の見えにくい展開です。バンドの+2σもしくは-2σに到達した際はバンドブレイクからバンドウォークに注意したいところです。

ストキャスティクスで見ると%Kは上昇基調でしたが、ここにきて腰折れしてます。ただ、トレンドそのものはまだ上向きで、ここから再度持ち直す可能性もあるでしょう。ここからの方向感に注意したいところです。一方、%Dは上昇基調です。底堅い動きが意識されやすく、買い優勢の流れが展開されている局面と言えそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13000ドル:心理的な節目
12000ドル:心理的な節目
10890ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準

10270ドル:現在値

10230ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線
10000ドル:心理的な節目
9570ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
9090ドル:7月17日の安値水準
9000ドル:6月中旬に意識された水準

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