米国の金融政策と仮想通貨(暗号資産)(19/9/19)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落する一方、その他のコインはまちまちとなっています。

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 米国の金融政策と仮想通貨(暗号資産)(19/9/19)

米国の金融政策と仮想通貨(暗号資産)

米国の金融政策と仮想通貨(暗号資産)

ビットコイン:10222.0ドル(-0.19%)
イーサリアム:212.15ドル(-0.16%)
リップル:0.31287ドル(+6.74%)
ビットコインキャッシュ:326.39ドル(+0.27%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落する一方、その他のコインはまちまちとなっています。リップルに対する買い戻しの動きが強まっていますが、市場全体としては方向感の見えにくい、様子見ムードが強まる流れとなっています。米国のFOMCを見極めたいとの思惑から小動きとなり、発表後は一時乱高下する場面もありましたが、大きな動きにはなりませんでした。

さて、米国のFOMCで利下げが決定しましたが、そこからの動きは上述の通り大きなものとはなっていません。FOMCやその後のパウエルFRB議長の発言などから、米国の金融政策の先行きがハト派的とは言えないといった思惑が強まったことが要因ではないかと考えています。これは昨日も述べましたが、今回の利下げよりも次回以降の金融政策がどういったものとなるのかを市場は判断していると言えそうです。

市場は債券利回りが下げ幅を縮小し、2年債利回りなどはプラスに転じています。ドルも堅調地合いであり、シティグループのカルビン・シー氏は「今回で緩和策が終わりになる可能性をやんわりと示唆した」と述べています。一方でムーディーズは第4四半期に利下げをする可能性は依然として高いと分析しており、市場も見方が分かれています。

FEDの内部でも意見の対立がみられています。今回の決定は7対3となっていますが、反対のうち、現状維持を主張したのが2人、50bpの利下げを主張したのが1人となっています。こういった状況下で先行きに対する見通しは立てにくく、仮想通貨(暗号資産)市場にとっても様子見ムードが強まりやすい局面となったということができるでしょう。

現状における米国の金融政策は国内要因というよりも国外の要因が大きいと思われます。米経済は比較的堅調であるものの、米中貿易摩擦や中東の地政学的リスクなどが懸念される状況です。逆に言えば、これらの要因が解消されていけば利下げを行う必要性は薄れます。トランプ大統領は今回の決定に関しても非難していますが、FEDが政治的な圧力に屈するとは思えませんし、金融政策の先行きに関してはフラットに見ておくべきでしょう。

となると、仮想通貨(暗号資産)市場にとってはややネガティブな状況ということができるのではないでしょうか。10月のFF金利の織り込みは利下げから据え置きが優勢となりつつあります。となると、利下げにもかかわらず仮想通貨(暗号資産)は目先軟調地合いとなる可能性は十分にあるでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドの中心線を挟んでの動きであり、目先はじり安基調が継続しています。方向感の見えにくい流れで、依然としてバンドの+2σである10830ドル前後の水準と、中心線である10260ドル前後の水準、-2σの9690ドル前後の水準が節目として意識されそうです。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの中心線を挟んでの動きであり、目先はじり安基調です。目先はバンドの中心線を下抜けており、このまま-2σに向けて下落するかどうかに注目です。バンド幅が縮小傾向となっており、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。バンドの+2σもしくは-2σでの動きには注意が必要でしょう。ただ、現状は方向感が見えにくいため、大きな動きにはなりにくいところでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%K、%Dはデットクロスからの下落であり、売り優勢の局面が続いています。ただ、%Kが小幅に持ち直す動きを見せており、ここから上昇に転じるかどうかに注目が集まります。%Dが下落基調を維持しており、一時的に押し戻しても上値の重さが意識されそうです。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線と-2σで挟まれたレンジを動いています。狭いレンジでの動きであり、方向感の見えにくい展開です。バンドの±2σがじり安となっており、上値の重さが意識されやすい局面となっています。バンドの中心線を抜けることができるかどうかが目先のポイントとなりそうです。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dは上昇基調に転じています。上値余地を残しており、ここから買いの流れが強まる可能性はあるでしょう。ただ、直近の動きはやや方向感に欠ける流れであり、ここから再度下落に転じる可能性もある点は注意しておいたほうが良さそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

13000ドル:心理的な節目
12000ドル:心理的な節目
10830ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
10260ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

10220ドル:現在値

10000ドル:心理的な節目
9690ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
9090ドル:7月17日の安値水準
9000ドル:6月中旬に意識された水準

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