MTGOX民事再生手続き 債権者集会備忘(19/10/1)

本日東京地裁にて開催された、元仮想通貨取引所運営MT.GOX社の債権者集会に出席してきました。

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MTGOX民事再生手続き 債権者集会備忘(19/10/1)

MTGOX民事再生手続き 債権者集会備忘

本日東京地裁にて開催された、元仮想通貨取引所運営MT.GOX社の債権者集会に出席してきました。同社の破産手続きから民事再生手続きへの移行後3回目の集会となります。
当サイトではずいぶん久しぶりの更新となりますが、そもそも年2回ほどしか開催されないうえに、前回は日付を間違えて行ってみたら前日に集会が終了しておりました。この連載を心待ちにしている大勢の読者の皆様には申し訳ない限りです。

今回の再生管財人の説明を簡単にまとめると、
「早く再生計画を出したいんだけれど、一部の債権者が否認された債権について異議申し立てを行っており債権の存在が確定しないために再生計画は出せない状況。現在の計画案提出期限の10/28までの提出は絶望的。紛失したビットコインの行方等他はあまり進展はなく、経費は順調に費消されている。」というものでした。これだけ聞いて質問をする気もなくなってしまい、今回は黙って聞いていました。

主として債権額の査定に異議を申し立てているのはCoinLab,Inc.社となんとMT.GOXの元親会社のTIBANNE社の2社。
CoinLAB社は1兆6900億円の債権を主張、最近の査定結果は3.8億円ほどと損害遅延金のみでした。TIBANNE社は82,507ビットコインと3.9億円ほど現金他の債権の存在を争っている模様。いずれも査定結果に不満で、異議訴訟を起こす予定で、これが解決しない限りは民事再生手続きが進行しないという力の抜ける展開です。他にユーザー56名からも異議申し立てが出ているとのことで、この分ではいつになったら再建案の検討→実行→資産の返還に移れるのか全く分かりません。

当然、このような状況では今回は質問も低調で内容もあまり核心に迫ると感じられたものはありませんでした。

その中で債権者と名乗る方から「ビットコインSVは今売るのが債権者にとって最も有利だから売るべきだ」との提案がなされました。
管財人は「債権者のアンケート、この会場でのヒアリング等に基づき債権者はビットコイン保有希望が大多数と認識しており、今のところビットコイン等を売るつもりはない」と回答。
これに対し質問者は「債権者はビットコインはホールドして欲しいと思っているがビットコインキャッシュは意見が分かれ、ビットコインSVとゴールドは95%が売ってほしいと思っている(???)」と食い下がりました。

しかし幸か不幸か管財人側は終始質問者がビットコインキャッシュの話をしているものだと勘違いしていた様子でかみ合わず、当然SVなりゴールドなりを売るという話にはなりませんでした。私は「5%のマイノリティ」でなのかもしれませんが、ここでの売却には反対。
ビットコインのような比較的大きなマーケットでさえMTGOXの管財人による売りは「クジラ」と化して相場を大きく押し下げた経緯があるのに、それをビットコインSVだのゴールドだの小さなマーケットでやったらあっという間に市場が崩壊、他の暗号資産にも波及という光景が目に浮かんでしまいます。

それよりも、財産目録の資産の部にはビットコインとビットコインキャッシュの記載はありますが、確かに、存在するはずのSV、ゴールド、ABC等の派生形は記載がありません。オフバランス化しているものと思われますが、MTGOX分は数量的にシェアも大きく、それぞれの市場の潜在的脅威でもあります。むしろその部分の管理とか把握している数だとか評価額だとかを知りたいものだと思いましたが、既に債権者集会は終了していました。

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