ビットコイン円、期待先行で上昇するも90万円台を維持できず反落(10/2朝)

1日(火)の仮想通貨(暗号資産)市場でビットコイン円相場は上昇後に反落(陰線引け)。

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ビットコイン円、期待先行で上昇するも90万円台を維持できず反落(10/2朝)

ビットコイン円、期待先行で上昇するも90万円台を維持できず反落

昨日の概況

1日(火)の仮想通貨(暗号資産)市場でビットコイン円相場は上昇後に反落(陰線引け)。①前日海外時間に20百万USDT(約21.6億円)が新規発行されたことに伴うBTC押し上げ期待や、②Paradigmを介したコールオプションの大口フロー(11/29行使期日の13000ドルコールが600BTCトレード)に伴うマーケットメイカー側(オプションの売り手側)のデルタヘッジのBTC押し上げ期待、③SBI証券主導で「日本STO協会」が10/1付で設立されたことに伴う期待感などが支援材料となり、日本時間正午にかけて、約1週間ぶり高値92.1万円まで上昇しました。

しかし、93万円台に控える200日移動平均線(200EMA)を前に伸び悩むと、その後は、④昨日に続いて対モナコインでビットコイン価格が下落したことや、⑤金融庁より「金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針」の一部改正案が出され、ビットコインETFや投資信託の販売が禁じられるとの悲観的な見方が広がったこと、⑥仮想通貨(暗号資産)創成期に脚光を浴びていた日本人にも有名な海外の仮想通貨(暗号資産)取引所CoinExchangeが収益低迷の影響で取引所事業から撤退すると表明したこと等が重石となり、米国時間午後にかけて、88.7万円まで反落しました。引けにかけて小反発するも上値は重く、本稿執筆時点(朝5時時点)では89.5万円付近で推移しております。

本日の見通し

ビットコイン円相場は、約3ヵ月にわたり続いた弱気の三角持ち合い(ディセンディング・トライアングル)を9/24に下放れすると、9/30には、約3ヶ月半ぶり安値となる83.4万円まで急落しました。昨日はUSDTの新規発行(9/30の米国時間)を材料に底堅く推移する場面も見られましたが、90万円台での定着には至っておりません。フォボナッチ半値押しの92.5万円(昨年12月の安値35.4万円と今年6月の高値149.5万円の半値押し)や、200日移動平均線(EMA)が走る93.8万円付近は今後も強力な抵抗帯(レジスタンス・ライン)として機能しそうです。一方、下値目処としては、80−83万円ゾーンに位置する水平のサポートライン(本年6/4−6/10に押し目として機能したテクニカルポイント)が意識されており、同水準付近では下げ渋る動きが予想されます。この為、ビットコイン円相場は、80ー95万円レンジで上下しつつも、方向感を見出し辛い時間帯が続くと予想されます。

ファンダメンタルズ的には、中国が大型連休(国慶節)に入ったことで、米中に絡むヘッドラインが出づらくなっております。新規材料難はビットコインにとってネガティブに作用します(マイニングファームによる在庫調整圧力が常に存在する為、それを打ち返すだけの好材料がなければ、受給的に供給超過の状態となる為)。但し、昨日米国時間に発表された米・9月ISM製造業景況指数が2カ月連続で景気拡大と後退の分岐点50を下回ったことで、米国ファンダメンタルズを巡る悲観的な見方が強まる可能性があります。欧米ファンダメンタルズの悪化は、「リスク回避ムード再燃→株安・長期金利低下→欧米中銀の追加緩和観測高進」の経路で、金融緩和ムードとリスク回避ムードの双方を演出します。これらは共にビットコイン価格にポジティブに作用すると考えられます。以上の通り、ビットコイン円相場は、テクニカル的にも、ファンダメンタルズ的にも、レンジ相場が見込まれます。本日も90万円前後での方向感に欠ける値動きが続きそうです。(本日の予想レンジ:86万円ー92万円)

ビットコイン円、期待先行で上昇するも90万円台を維持できず反落

ビットコイン円日足

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