『国慶節』と仮想通貨(暗号資産)(19/10/3)

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移です。

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『国慶節』と仮想通貨(暗号資産)(19/10/3)

『国慶節』と仮想通貨(暗号資産)

主要仮想通貨(暗号資産)価格【日本時間6時】

ビットコイン:8274.8ドル(-0.70%)
イーサリアム:177.25ドル(+0.09%)
リップル:0.25077ドル(+0.50%)
ビットコインキャッシュ:223.21ドル(-0.28%)

【概況】

昨日の仮想通貨(暗号資産)取引は、ビットコインが小幅に下落しての推移です。その他のコインも小幅まちまちといった流れです。目先はやや方向感の見えにくい展開であり、様子見ムードが強まる状況です。その他の市場は米株が大幅に下落するなど、世界的にリスク回避的な動きが強まる局面です。ADP雇用統計が市場予想を下回ったことなどを背景に、米経済の先行きに対する警戒感が強まっています。ダウは一時26000ドルを下回る水準まで下落しています。こうした動きを受けて金は上昇していますが、ビットコインは小幅とはいえ下落しており、安全資産としては意識されていない状況ということができそうです。

ビットコインに関してはマーケット調査会社のトム・リー氏が『リスク資産であり、安全資産でもある』といった発言をしているようですが、これに関しては全く賛同できない考え方です。市場のリスク志向の動きが強まった時に買われ、リスク回避的な動きが強まった時にも買われるなど言うことがあれば、ビットコインは絶えず上昇することになります。しかし、実際問題そういったことは起こっていません。株式市場などと関係のない動きをしているというのであれば話は分かりますが、都合の良いところを切り取っただけに感じるところではあります。

さて、話は変わりますが大手仮想通貨取引所のバイナンスが『国慶節』と仮想通貨(暗号資産)市場との関連を統計データを用いて分析したようです。今年は建国70周年ではあるものの、香港問題を抱えている状況です。ちなみに、香港ではビットコインの取引量が急増しているようですが、現状では市場に与える影響は軽微なものとなっています。

バイナンスの調査によると、『国慶節』の開始前にビットコインが上昇し、開始後に売られる傾向があるとのことですが、そこまで強い相関関係は見られないといった結論を下しています。大型連休であり、出来高が減少する可能性はありそうですが、市場全体が様子見ムードとなりやすいところなのかもしれません。

先日話題となったハッシュレートに関しては、目先やや上値の重い展開となっています。このままトレンドが転換する可能性もあるため、この動向には注意が必要です。去年のハッシュレートは11月頃から年末に向けて低下傾向となっています。その際は価格の下落がみられていましたが、今年に関しては価格は下落しているもののハッシュレートは高水準を維持しています。価格の下落により収益が減少している中、ハッシュレートがこのまま下落基調を強めるということになれば、警戒感はより強まるでしょう。中国のマイナーはハッシュレートへの影響が大きいといわれているだけに『国慶節』明けにどういった動きがみられるのかは注視しておきたいところです。

中国の雨季などとの関連については以前も話しましたが、特にマイニングに関わる話題では中国の動向は意識せざるを得ません。『国慶節』との相関関係は現状では見られていないと結論付けられていますが、注意しておくに越したことはないでしょう。

【ビットコイン節目】

ビットコインは日足のボリンジャーバンドのバンドの-2σから調整の買い戻しが入っています。ただ、上値の重さが意識されての横ばいです。トレンドとしては下向きですので、再度バンドの-2σである7420ドル前後の水準まで下落する可能性は高そうです。押し戻した場合は中心線である9330ドル前後の水準ですが、戻りの弱さを考えると、9000ドルにも届かないといった展開もあり得るでしょう。

【ビットコインチャート分析】

【ビットコインチャート分析】

ビットコインの日足のボリンジャーバンドを見ると、現状はバンドの-2σから調整動きが意識されています。ただ、戻りは弱く、ほぼ横ばいといった流れです。調整の買い戻しの動きが弱い局面は再度バンドの-2σまで下落する可能性が高く、先行きに対する警戒感が強まりそうです。バンドの±2σが下落しているため、トレンドそのものが下向きです。一時的に上昇しても戻り売りに上値を抑えられるでしょう。

またストキャスティクスを見ると、%Kが上昇していましたが、再度下落に転じています。下落の勢いは弱いものの、上値の重さが意識される局面です。一方、%Dはじり高基調です。このまま上昇基調を維持することができるかどうかに注目です。上値余地はあるものの、上昇の勢いが弱いだけに今後の方向感に注目でしょう。

ビットコインの4時間足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの+2σから下落し、目先はバンドの中心線を意識しての動きが展開されています。中心線では支えられているものの、そこから横ばいでの動きとなっています。方向感が見えにくく、またバンド幅の縮小傾向も見られているため目先は大きな動きにはなりにくそうです。バンド幅は縮小傾向であり、市場には徐々にエネルギーが蓄積されていく展開です。バンドの中心線を+2σもしくは-2σでの動きには注意しておきましょう。

ストキャスティクスで見ると%K、%Dはデットクロスから下落しています。下落の勢いが強まっており、警戒感が強まるところです。このまま下落基調を維持すれば、バンドの中心線を抜けて-2σを目指す動きとなっていきそうです。上値の重さが意識されやすい形ですが、%Kが底打ちとなるかどうかがポイントとなりそうです。

【ビットコイン価格の注目ポイント】

12000ドル:心理的な節目
11250ドル:ボリンジャーバンド日足の+2σ水準
10000ドル:心理的な節目
9330ドル:ボリンジャーバンド日足の中心線

8270ドル:現在値

8000ドル:心理的な節目
7460ドル:6月6日の安値
7420ドル:ボリンジャーバンド日足の-2σ水準
7000ドル:心理的な節目

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